焼肉・温泉・TDL……定額給付金で素敵なひとときを

2009/04/12 10:30

定額給付金イメージマクロミルは2009年4月10日、いわゆる「定額給付金」の使い道に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体の中では定額給付金の使い道としてもっとも多くの人の同意票を集めたのは「外食」で3割近くを占めていた。外食の中でも「焼肉」や「寿司」などの得票率が高く、いわば「臨時ボーナスでちょっと豪華なひとときを過ごそう」という思惑がかいま見られる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2009年4月1日から2日、インターネット経由で行われたもので有効回答数は1032人。男女比は1対1で、年齢階層比は20代・30代・40代・50代でそれぞれ均等割当。

【定額給付金の写真記事】にもあるように、「定額給付金」とは「住民への生活支援を行うこと」を目的に給付されるもの。給付金額は対象者一人につき1万2000円だが、65歳以上・18歳以下の人にはさらに8000円が上乗せされる(振込は基本的に世帯単位で行われる)。政策サイドとしてはそれぞれの地域で消費が行われ、各地域における経済の活性化も期待されている。また、地域によってはさらに上乗せのクーポン券などが上乗せされる場合もある。

いわば「臨時ボーナス」のようなものだが、その「定額給付金」が給付された場合、どのように使いたいか、いわば政府側がもっとも知りたい調査内容について複数回答で尋ねたところ、最多得票を得たのは「外食」で3割近くだった。

定額給付金の使い道(カテゴリ別詳細含む)
定額給付金の使い道(カテゴリ別詳細含む)

定額給付金の金額は原則的に1万2000円だが、複数人から構成される世帯の場合は、その世帯人数分だけまとめて振り込まれる。場合によっては10万円近い金額が入金される場合もあるだろう。「1万2000円ではたいしたものも買えない」という意見も多いが、世帯単位で考えると少々事情が異なってくる。

第3位に「旅行」とあり「温泉旅行」がずば抜けて多いが、これはすでに旅行会社が「定額給付金ツアー」の類を提供し始めているし、世帯単位で行けば一人頭の金額も割安になるため、十分可能。同様に「家電商品」の「薄型テレビ」や「デジタルカメラ」あたりも意外に手が届くアイテムとなっている。

定額給付金で
「生活の質の向上」を
また、たとえ個人ベースの金額しか自由に出来ないとしても、「外食」くらいなら十分に散財できる。高級焼肉店などを選ばなければ「焼肉」でも5000円あればお釣りが来る。「寿司」も「回らない寿司」に足を運んだとしても、1万2000円なら十分満足するものを口にできるはず。

旅行にしても家電製品にしても外食にしても、「ちょっと贅沢・背伸び」というパターンが多く、いかに昨今の生活で「心にうるおいを与える消費」言い換えれば「生活の質の向上のための消費」に飢えているかが分かる。なおプレスリリースではこれを「プチ贅沢」と呼んでいる。至極最も、ではある。

他方、「普段の生活費の補てん」「全額貯金」「ローン返済」など、本来の定額給付金の意図からはやや外れた使い道を選んでいる人も少なくない。特に「全額貯金」という人が1割強もいるのが気になる。「全額」となると、他の項目には一切割り振らないことを意味する。家庭・個人の事情や思惑、消費に対する考え方の違いもあるのだろうが……。



今調査結果はあくまでも調査母体内での話なので、日本国民全体がこのような消費行動をとることを確約したわけではない。しかし今後、当サイトで追い続けている外食産業や携帯電話の契約数の月次データにおいて、特異な上昇データが見られるようであれば、定額給付金の効果が明らかに出ている、と見て良いだろう。とりわけ「焼肉」部門の動きには注目したいところだ。


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