夫婦間 相手を異性と意識する 男性8割 女性は5割に

2009/04/10 04:05

このエントリーをはてなブックマークに追加
夫婦イメージコンビ株式会社は2009年3月26日、幼い子どもを持ち共働きをしている男女における「夫婦ふたりの時間」に関する調査結果を発表した。それによると、共働き・幼い子ども持ちの夫婦が互いを「異性」として意識しているかという問いについては、女性より男性の方が意識する人の数が多いことが明らかになった。子育ての過程で「家族」という共同体を認識して一体感を持つ中でも、男性は引き続き女性を異性と見る意識が強い傾向にあることが分かる(【発表リリース、PDF】)。


スポンサードリンク


今調査は末子の年齢が0歳から4歳の子どもを抱える「共働き」の男女516人を対象に2009年3月に行ったもので、男女比は1対1。年齢階層比などは非公開。

結婚して同居生活をはじめても、二人きりの時には互いを異性と見なす意識は強い(互いの本性が見えて幻滅する場合もあるが、それはそれで理解度が深まるというもの)。しかし二人の間に子どもが生まれることで、「子はかすがい」の言葉にあるように「家族一体感」の意識が生まれ、男女の認識を超えた新たなつながりを実感するようになる。「種の系統(=子ども)を守り、維持しなければ」という、子どもを保護する本能が根底にあるのかもしれない。

今回の調査母体はその「家族一体感」を強く感じているであろう、乳児・幼児の子育て真っ最中の夫婦。彼ら・彼女らに対し、配偶者を「異性」として意識しているかと質問したところ、男性は8割近く・女性は5割強が「意識することがある」と回答した。

あなたは現在配偶者を異性として意識していますか
あなたは現在配偶者を異性として意識していますか

リリースにもあるように、「夫が女性として見てくれない」というのは妻にありがちな悩み。しかし(少なくとも今回の調査母体においては)むしろ女性側の方が、「夫を男性としてみていない」傾向が強いことが分かる。

もっともこれ自身はある意味当然かもしれない。調査母体では妻が子育てをメインに行っている人ばかり(夫がメインの人は皆無)であり、「かすがい」たる子どもと接する時間は当然妻の方が長い。「子どもの親」としての「女性」の認識を高める対象(子ども)と過ごす時間が長ければ、その意識が高まるのは極めて当然の話といえる。仮に「子育ては夫がメイン」のグループに同じような調査をすれば、恐らく男性の方が「異性として意識する」割合は低くなるだろう。

リリースでは単純に「女性側の方が、「夫を男性としてみていない」傾向が強い」と断じているが、「子どもの存在・接触時間の長短」が、配偶者を異性と認識するか・しないかにおける重要なファクターとなる可能性は否定できまい。


スポンサードリンク


関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS