「コンビニでたばこを買う時、ついでに何を買う!?」をグラフ化してみる(最終結果)

2009/04/08 07:30

コンビニイメージ不景気の真っ只中、小売業も苦戦を強いられているが、その中でもコンビニ業界は比較的堅調に推移している。すでに【月次レポート】で繰り返し説明しているように、これは成人識別たばこカード「タスポ」の導入で「手間がかかる」「面倒だ」と考えた喫煙者が(基本的に)カード無しでも購入できるコンビニでの入手に切り替え、さらに他の商品を「ついで買い」をしたため、と言われている。いわゆる「タスポ特需」というものだ。それではコンビニでたばこを買う人は、本当に「ついで買い」をしているのだろうか。今回は【「コンビニでたばこを買う時、ついでに何を買う!?」をグラフ化してみる】に続き、当サイトで実施している調査の最終結果を発表する。

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調査のきっかけは2008年秋口の記事、【まとめ買いはせず、吸う分だけをひんぱんに買い足す喫煙スタイル、買う機会は増えるが「ついで買い」は……!?】。コンビニでたばこを買う人の大部分は「まとめ買い」ではなく「吸う分だけその都度買い」の傾向が強いとのこと。さらにコンビニの客単価が以前と比べてあまり上昇していないことから「ついで買いは思ったほど生じていないのでは?」という疑問が浮かび、調査を開始した次第。

2008年10月から調査をはじめて、最終的に投票数は360票。十分傾向が推し量れる数は集まった。

まずは全選択肢を元にしたグラフ。結果論として「当サイト読者の喫煙率」が把握できる結果となってしまった。そもそも論として「たばこを吸わない人」が6割を超えている。

コンビニでたばこと一緒に何を買うか・買わないか
コンビニでたばこと一緒に何を買うか・買わないか

コンビニにとってはありがたい、客単価を引き上げるような「ついで買い」は意外に少ない。軽食(お菓子などの)、食事(昼食、夕食など)、その他の商品(それ以外、例えば雑誌や文房具)はあまり回答者がいなかった。あわせても全体の5%前後に過ぎない。(吸う人のみで限定し、)単独回答でもっとも多いのは「飲み物と一緒」で全体の11.7%。

これを「コンビニでたばこを買う人」のみに限定して(たばこを吸わない人、たばこをコンビニで買わない人を除く)比率を再計算したのが次のグラフ。

コンビニでたばこと一緒に何を買うか(コンビニ購入者限定)
コンビニでたばこと一緒に何を買うか(コンビニ購入者限定)

最終結果としては

・コンビニでたばこを買う人の半数は「たばこ”だけ”」の購入者
・3割強はたばこと一緒に「ドリンク類」を購入する
・食事や軽食など他の商品をついで買いする人は1割強に過ぎない

ことが見て取れる。多少の変移はあったものの、先の中間発表とほぼ変わらない結果と言うことが分かる。ドリンク類の単価が150円前後で、たばこの単価の約半分であることを考えると、「タスポ特需」における「ついで買い効果」は「それなり」にあるが、同時に「劇的なもの」ではないことが分かる。月次データにおいても、客単価の上昇傾向が見られないのもこのような傾向ゆえのことだろう(ちなみに最新データではコンビニ全体の客単価は約586円。大体たばこ2個分)。

ビタミンCのドリンクイメージたばこを吸うと各種ビタミン、特にビタミンCが失われやすいのはよく知られているお話。コンビニ側としてはたばこ購入者のついで買いに「ビタミンCを豊富に含むドリンク」をさり気なくオススメしておくと、「たばこ”だけ”」のお客が「ドリンクついで買い」にスライドするかもしれない。逆に購入者側も、そのような豆知識を頭のスミに入れておくとよいだろう。

【最新の月次データ】でも触れたが、「前年同月比」というデータの計算方法の特性上、そろそろ「タスポ特需」の効用が切れる時期にさしかかっている。それと同時に6月以降は「改正薬事法施行」の効果が出てくることが予想される。コンビニでの大衆薬購入については、「何を聞くべきか」を考えた上でまた日を改めてアンケートを行う予定だ。

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