半分の 生徒は授業が 「つまらない」、「分かりにくい」も 4割を超えて

2009/03/28 10:05

つまらない授業イメージネットエイジアは2009年3月27日、子どもと学習に関する調査結果の一部を公開した。それによると、「学校などの授業がつまらない」と感じている学生は全体の5割を超えていることが明らかになった。「授業のスピードが速すぎる・遅すぎる」「授業が分かりにくい」などに同意する生徒も4割を超えており、子どもたちが学校の授業にさまざまな不満を抱えていることが確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2008年12月29日から2009年1月8日にかけて、小中高校生の携帯電話利用者に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は25.4対74.6、学年比率は小中学生25.2%に対し高校生74.8%。

高校生は任意教育だが、小中学生は義務教育のもとで勉強している。現在の社会情勢を見れば、事実上高校生も義務教育に近い状態にあると見て良いだろう。彼ら・彼女らにとっては日常生活の大部分を占める授業(学校だけでなく塾や家庭教師も含む)に対し、どのような不満を持っているのか。複数選択式で尋ねたところ、もっとも多かった回答は「授業がつまらない」で51.1%を占めていた。

授業に対する不満
授業に対する不満

授業の内容が理解できない、分かりにくいなどの問題よりも多くの割合で「授業がつまらない」という回答をしている生徒がいることになる。どんなに分かりやすくてもスピードが適切でも、授業に取り組みたいというモチベーションを後押しする「興味関心」が沸かない限り、授業の内容が身につくことは難しい。「勉強は半ば義務なのだから面白くなくても当然だ/仕方が無い」という意見もあるだろうが、それでもやり方次第ではいかようにもなるはず。同じ時間を費やしても、効率は違うし、成果も大きな差が出てくるはずだ。何より「面白い」と思う授業を受けることができれば、生徒自身が幸せになれる。

・興味が沸く授業を
・自分の能力やペースに
 あった授業を
ついで「分かりにくい」など生徒個人の能力に半ば関わってくる問題もあるが、「スピードが速過ぎる/遅すぎる」「レベルが高すぎる/遅すぎる」など、多人数を同時に教育しなければならない教育機関での学習ならではの問題で、生徒が不満を持っていることも分かる。「授業が一方的」という意見も、多数を相手にしなければならない以上(時間や手間の制約から)仕方のないことと考えれば、これもまたその類の回答ということになる。

いわば「身を乗り出して興味が沸くような授業を受けたい」「自分のペース・能力に合わせた授業を受けたい」というのが、生徒の二大不満といえるのだが、それが再認識できるのが次の設問「学習において先生に求めたいこと」の結果。

学習において先生に求めたいこと
学習において先生に求めたいこと

「やる気が出る」「楽しめる」は授業へのモチベーションを直接高める項目である一方、「自分のペースや能力に合わせた学習をしたい」という類の回答にも多数の同意意見が寄せられていることが分かる。



学生が授業に対して不満に思い、改善してほしいポイントは「もっと興味の沸く授業を」「もっと自分へのサポートをしっかりしてほしい(ペース・能力に合った授業を受けたい)」の2点となる。そのうち後者については、学校や塾の授業が集団教育である以上、その要望に応えることはなかなか難しい(マンツーマン方式の塾や家庭教師ならば可能)。

面白い授業イメージそこで登場するのが、「自分のペースにあった学習が出来」「分からない・苦手な場所は何度でも反復学習が出来る」パソコン(など)を用いた自宅学習スタイルである……というのが今回の調査の主旨の一つ。確かにパソコンの特性を使えば、現行の授業における問題点・不満点はある程度解消できそうだ。

もちろん集団教育によるメリット、さらにはそれでないと学べないことも多い。メリット・デメリットを見極めて、うまく活用していくことが、今後の教育現場には求められるのだろう。

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