【更新】仕事の後の楽しいひととき・夜遊び予算はおいくら?

2009/03/26 07:20

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夜遊びイメージ会社帰りの夜遊びエンタメ情報を提供する「ヨルコ×ヨルタ」は2009年3月19日、いわゆる「夜遊び」に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体の中では夜遊びの予算平均は男性で8516円、女性で7051円であることが明らかになった。同様の調査を同サイトでは昨年も行っているが、それと比較するとそれぞれ500円程度上昇していることが確認できる。ただし回数は月あたり1回分ほど減少しており、平均データ上は「回数は減ったが金額を上乗せ」している状況が確認できる([発表ページ])。


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今調査は2009年1月8日から31日までの間、インターネット経由で「ヨルコ×ヨルタ」読者に対して行われたもので、有効回答数は7831件。男女比は2583対5248で、平均年齢は32.9歳(年齢階層比は非公開)。サイト来訪者が少なからず「会社帰りの夜遊びエンタメ情報」に興味を持つ人なので、世間一般全体と比較すると、やや「夜遊び」に関して肯定的に片寄る傾向があることを考慮してデータを見る必要がある。

就業時間後に自宅に帰らず、居酒屋や行きつけのバーなどで時間を費やすなど、いわゆる「夜遊び」の1回あたりの予算を尋ねたところ、全体平均で7606円・男性は平均で8516円・女性は7051円という結果が出た。

「夜遊び」の1回あたりの予算(左が女性、右が男性)
「夜遊び」の1回あたりの予算(左が女性、右が男性)

男女とも5000円以下の回答が過半数を占めており、リーズナブルな「遊び」を楽しんでいることが分かる。ただ、比較的高額な時間を過ごす人も少なくなく、それが全体平均を押し上げる結果となっている。

ちなみにこちらが2008年における調査結果(ただし男女合わせたもの)だが、階層別の区分では(区分そのものが違っていることに注意)、5000円以下のリーズナブルな層が2009年のデータと比べて少ないことが確認できる。

2008年版「夜遊び」の1回あたりの予算
2008年版「夜遊び」の1回あたりの予算

つまり、2009年は1年前と比べて「5000円以下の低額予算の人が増えている一方、高額予算の人はさらに高額化し、二極化。そして高額層が全体平均を押し上げている」という傾向が推定できる。

さらに「夜遊び」の頻度(月に平均何回行くか)を見ると、2009年は男女とも平均で2.4回/月。2008年は全体で3.5回/月・男性3.9回/月・女性3.4回/月で、1年間で月1回分以上の減少が見られることになる。

「夜遊び」の頻度・月あたり(左が女性、右が男性)
「夜遊び」の頻度・月あたり(左が女性、右が男性)

2008年版「夜遊び」の頻度・月あたり
2008年版「夜遊び」の頻度・月あたり

明らかに「月1回未満」「月1-2回」の層が増加しているのが確認できるはず。

夜遊びイメージこれらのデータからは、2008年と2009年の間には「回数減少」「予算の平均上昇・二極化」という傾向が見てとれる。さらに予算の面については、増加した層では「内容が高級化した」のではなく、「お店側の値上げで支払い金額が上がった」可能性も否定できない。景気後退がもたらしたもの、といえばそれまでだが、多くのビジネスパーソンにとっては息抜きの時間ともいえる「夜遊び」タイムも縮小傾向が見られるという、少々寂しい結果が見て取れる。

ちなみに、平均回数と平均予算をかけた、いわゆる「月あたりの平均夜遊び予算」は2008年が約2万5000円、2009年は約1万8000円になる。7000円程の減少が、ビジネスパーソンのふところ事情の厳しさを改めて表しているといえよう。


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