カップめんを食べる回数が増えると影響を受ける食事サービス、トップは……

2009/03/26 03:50

カップめんイメージマイボイスコムは2009年3月24日、カップめんに関する調査結果を発表した。それによると、この1年間でカップめんを食べる回数が増えた人において、もっとも利用が減った食事関連のサービスは「スーパー・コンビニの弁当・惣菜」であることが明らかになった。他項目としては、外食産業のサービスが上位を占めており、これらの売上にも少なからぬ影響を与えているものと思われる(【発表リリース】)。

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今調査は2009年3月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万5584人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%・40代29%・50代以上19%など。

カップめん市場そのものの価格上昇や景気後退による食費への圧力増加、さらには食品に対する安全・自然素材志向の高まりなど、この1年でカップめんを巡る環境は大きく変化した。そのような中で、カップめんの利用頻度はどのように変化しただろうか。調査母体の中では「変わりなし」とした人が半数強を占める一方で、「減った派」が3割ほど、「増えた派」が2割強となり、(減らした度合いを考慮しなければ)全体的にはやや減る傾向が見受けられる。

この1年間におけるカップめんの利用頻度の変化
この1年間におけるカップめんの利用頻度の変化

それでは「増えた派」において、「カップめんの利用が増えたことで」利用が逆に減ったもの(食事に関するサービス)は何かを複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「スーパー・コンビニの弁当・惣菜」で3割近い値を示していた。

カップめんの利用増加で、逆に利用が減ったもの
カップめんの利用増加で、逆に利用が減ったもの

「スーパー・コンビニの弁当・惣菜」がトップで、以下「ファミリーレストラン」「ファストフード」などと続く。外食産業店を濃い青に塗りなおしてみたが、多くの業種が影響を受けうることが分かる。ただし今グラフは「カップめんの利用が増えた人」を対象にしたもので、その約1.5倍の数に相当する「カップめんの利用が減った人」がこれらの減少分を補完する可能性は十分にある(ただし調査そのものが行われていないし、カップめんの利用を減らして外食を増やすというのもあまり考え難いパターンなので、どこまで相殺できているかは不明)。

それよりもやはり気になるのは、トップの「スーパー・コンビニの弁当・惣菜」。古くは【最近メガな食品が流行るワケ】などからその傾向が見られたが、最近ではコンビニ業界の月次業務成績報告でも「弁当・惣菜などが不調」という文言をよく目にする。食品の安全性・自然派性向もあるが、やはり割高感による客離れも小さからぬ要因で、その一部が「カップめん」に流れているのだろう。その結果、「カップめんの利用回数が増えたのでスーパー・コンビニの弁当・惣菜の利用回数が減った」割合も大きくなったものと思われる。

それぞれの要素の関係は複雑で、複数の選択肢に分かれて効果を波及しうる。一概に「これが減ったからこれが増えた」と言い切ることは困難。とはいえ、「カップめん」の存在が「スーパー・コンビニの弁当・惣菜」の軟調さに影響を与えていることは否定できまい。

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