【更新】2009年2月度コンビニ売上高は2.0%のプラス・タスポ効果は継続するも営業日数の関係で伸び率縮まる

2009/03/24 04:55

日本フランチャイズチェーン協会は2009年3月23日、2009年2月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると2月は下旬を除くと寒気の影響が小さく気温が高く推移し、アイスやドリンクが堅調に推移。さらに成人識別たばこカード「タスポ」の影響が引き続き継続しており、来客数やたばこの売り上げは堅調。昨年がうるう年だった関係で今年は昨年比で営業日が1日少なく、それが影響して伸び率は縮んだものの、既存店ベースの売上高は前年同月比で+2.0%に達した([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要は、月次展開一覧を収録している定期更新記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明が行われている。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は10か月連続のプラス、全店は20か月連続プラス
・全店ベース……+4.8%
・既存店ベース…+2.0%

●店舗数
・+2.3%

●来店客数:既存店は11か月連続プラス、全店は31か月連続プラス
・全店ベース……+6.0%
・既存店ベース…+3.4%

●平均客単価:既存店は3か月連続マイナス、全店も3か月連続マイナス
・全店ベース……-1.2%(585.6円)
・既存店ベース…-1.3%(580.3円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-3.4%←弁当不調
・加工食品……-1.7%
・非食品………+22.7%←タスポ効果継続
・サービス……+1.3%
・合計…………+4.8%

※既存店……1年以上営業中の店舗

2月は天候不順の下旬を除けば全国的に気温が高く、先月同様にアイスクリームやソフトドリンクが堅調。しかし弁当の売上が不調で日配食品の足を引っ張る形となった。「タスポ」効果は継続中で非食品部門を大きくかさ上げし続けている。また、今年の2月は去年の2月と比べてうるう年の関係で1日営業日が少なく、黙っていても3%ほどの減少が想定されることから、今回の伸び率減少はある程度は仕方ないものと思われる。

「タスポ特需」継続中。
温暖な気候で
アイスやドリンクがよく売れた。
去年がうるう年だったので
今年は営業日が1日少ない。
なお弁当の不調はこの二か月ほど連続しての傾向であり、利用客の可処分所得の減少に対応した低価格帯のお弁当ですら、手控えられている可能性も出てきた。

民間調査機関の結果(【今や自販機は脇役か・コンビニでたばこを買う人は8割に達する】)によれば、8割の人が「コンビニでたばこを買う」と回答している。「タスポ」導入からは時間がかなり経過しており、喫煙者の間にも「コンビニでたばこ」というライフスタイルが定着しつつある、言い換えれば「特需」の時期は過ぎ、「日常化」に移行したと見て良い。

タスポ全国導入の昨年夏から1年が経過すると、基本的には「前年比」における「特需効果」が無くなる計算になる。恐らくはこれに前後する形で、「タスポによる前年比からの大きな引き上げ効果」は減退を見せるだろう。しかしこれと時期をほぼ同じくして【「夜中でもコンビニあれば熱さまし」購入したいニーズは大きい】にもあるように、6月以降はコンビニでも大衆薬が購入できるようになる(改正薬事法の施行)。たばこほど日常性が無く、売上のかさ上げ効果は期待できないものの、どこまで影響を及ぼすのか、気になるところだ。

なお2008年4月から過去データについては(他の産業月次レポート同様に)まとめページにリンク集を掲載している。サーバーが移転した関係でページが変わったが、過去のデータは【まとめページ】からたどってほしい。

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