YouTube、CD購入へ大きな影響あり・公式サイトやアーティストブログ並(2009年発表)

2009/03/14 09:40

日本レコード協会は2009年3月12日、2008年度における音楽メディアのユーザーに対する実態調査の結果を発表した。それによると、CDを購入するユーザーはインターネット経由の「きっかけ」としては、YouTubeなどの動画サイト・アーティストの公式サイト・着うたや着うたフルが大きなきっかけとなる傾向が強いことが明らかになった。また女性の場合は特に若年層においてアーティストのブログにも大きく影響を受けている傾向が見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は2008年10月に東京30キロ圏内において質問紙による面接留置き自記入式で行ったもので、有効回答数は1200。男女比は1対1、年齢階層は中学生・高校生・大学生・20代-60代まで均等割当。ただし実際の人口構成にはばらつきがあるため、「ウエイトバック」と呼ばれる統計手法で人口構成比にあわせた係数をかけている。

「CDを買うきっかけには何があるか」について、既存4大メディアやCD店、友人や家族などのクチコミ、イベントや書籍などさまざまな切り口で回答してもらっているが、今回は「インターネット」にスポットライトをあててみる。


CDを買うきっかけについて(インターネット絡み)
CDを買うきっかけについて(インターネット絡み)

・全体的に若年層が影響を受けやすい
・公式サイトは特に女性が参考にしている
・ケータイの着うたや着うたフルは学生が大いに参考にしている
・動画共有サイトYouTubeは男女とも学生が参考にしている。男性は20代も
・YouTube以外の動画配信サイトは若年男性にしか大きな影響を与えていない
・アーティストの公式ブログやファンサイトなど、コミュニティ系は若年層の女性が影響を受けやすい

インターネット関連の「きっかけ」は一般的なネットへの係わり合い同様、若年層にその割合が大きい。特に「音楽CD」というテーマであることも一因だが、学生が大きな影響を受けている。また、【女性の「クチコミ発信量」は男性の2倍、浸透スピードは3倍以上!?】にもあるように、女性はクチコミ系のルートも参考にする割合が大きいようだ。

YouTubeがCD購入動機に
与える影響力は公式サイトや
アーティストのブログ同等かそれ以上
また、あらためて数字を見ると、公式サイトやアーティストのブログと同等、階層によってはそれ以上の影響力を動画サイト、特にYouTubeが持っていることが確認できる。元々「動画」のサイトではあるが、そこに流れる音楽、あるいは音楽をメインにしたプロモーションビデオのような動画が、購入動機となりうる(=販促に役立つ)ことがあらためて実証された結果ともいえる。

ただしこれらはあくまでも「インターネット関連」に限ったきっかけの数字。後にあらためて解説することになるだろうが、他の媒体で見ると「テレビ」「ラジオ」関連の影響力は絶大で、インターネットによるそれの2-3倍にも達している。インターネット内の比較論としてはYouTubeが公式サイト同様の影響力を持つが、テレビやラジオにはかなわないことを認識しておく必要があるだろう。

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