【更新】外食ひかえて交際費落として外出ひかえて……景気後退が導く「内こもり」状態

2009/03/14 09:35

巣こもりイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年3月13日、2008年9月に発生した証券銀行リーマン・ブラザースの破たんをきっかけに加速化した世界経済の後退(俗にいう「リーマンショック」「リーマン・ブラザーズ・ショック」)と生活環境の変化に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体においてはリーマンショック以降、社会生活において、外食や外出そのものをひかえたり、交際費を抑える傾向が強まっていることが明らかになった。景気後退によって人々の生活様式が内向的、もっと極端に表現すると「内こもり」「巣ごもり」的になりつつあるようすがかいまみれる([発表リリース])。

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今調査は2009年3月5日から3月10日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は455人。男女比は56.4対43.6で、年齢階層比は30代23.8%、40代31.5%、50代44.4%。調査内容に考慮してか、20代の若年層は回答対象外であることに注意する必要がある。

昨年9月の証券銀行リーマンブラザーズ破たんがもたらした金融市場、そして世界経済全体に及ぼしている影響は底知れず、ただでさえ進行していた「金融(工学)危機」をさらに加速・深刻化させる事態となった。それらは実体経済にも深い影を落とし、景気後退は一挙にフルスロットル状態となり現在にいたっている。

不況のニュースが相次ぐ中で
出費をひかえるようになった人は
全体の61.2%に達する
それではそのような景気後退に関するニュースが相次ぎ、消費マインドが落ち込む中、出費を抑える人はどれくらいいるだろうか。調査母体では61.2%もの人が「ひかえるようになった」と回答している。

そしてその61.2%に対し、何をひかえているのかについて、主に外での活動に関する選択肢を用意して複数回答で尋ねたところ、例えば外食については61.1%の人が「ひかえるようになった」と回答していた。これを調査母体全体の割合で計算すると37.4%(61.1%×61.2%=37.4%)になる。このように、全選択肢について「調査母体全体に占める割合」を算出したのが次のグラフ。

不況ニュースが相次ぐなか、どんな出費を控えているか(調査母体全体に占める割合)
不況ニュースが相次ぐなか、どんな出費を控えているか(調査母体全体に占める割合)

調査母体全体の4割近くが「外食をひかえる」と答えており、これは男女・年齢階層別でもさほど違いは無い。また、全般的に女性よりも男性の方がさまざまな生活様式においてひかえる傾向が強く、若年層が交際費を抑えがちなのに対して高齢層はむしろ日常の買い物において「質より値段」を重視する傾向が見られるのが分かる。このデータを見る限り、女性よりも男性、高齢者よりも若年層の方が、「内こもり」「巣ごもり」する傾向が強いようだ。

「巣ごもり」は
若年男性に多い?
経費を極力節約するため、最近ではインターネットによる通販が盛況という話を国内外を問わず耳にする。外出での買い物は予定したもの以外にも「ついで買い」をしてしまう可能性があるし、インターネットで購入すれば価格の安いものを探しやすいというメリットもあるからだ。すでに今記事でも何回か表記しているが、外出せずに生活するスタイルを、「不況という嵐を自分の巣こと家にこもって耐えしのぶ」という意味で「巣ごもり」と呼ぶそうだが、言いえて妙な気がする。さらに今調査の結果に限って言えば、その「巣ごもり」は若年層の男性に特に顕著に見られる傾向なのかもしれない。

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