給付金 4割近くが「生活費」、「貯金・貯蓄」も3割に達する

2009/03/13 05:10

ネットリサーチのディムスドライブは2009年3月12日、「景気」に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、現在各自治体で作業を行っている「定額給付金制度」について、「生活費にあてる」と回答した人がもっとも多く、4割近くに達していることが明らかになった。一方で「貯金・貯蓄」という回答も3割ほどいて、支給額すべてが消費に回されるわけではない実状をかいま見ることができる(【発表リリース】)。

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今調査は2009年1月28日から2月11日にかけてインターネット経由で行われ、有効回答数は1万0233人。男女比は50.2対49.8で、年齢階層比は30代33.2%・40代29.9%・50代16.1%など。

自治体によってはすでに交付を始めている「定額給付金」だが、【総務省の専門ページ】にもあるように「住民への生活支援を行うこと」を目的としたもの。給付金額は対象者一人につき1万2000円だが、65歳以上・18歳以下の人にはさらに8000円が上乗せされる。また、内情的には地域で消費が行われ、各地域における経済の活性化も期待されている。

それでは具体的に、給付が行われたらどんなことに使いたいと考えているか。複数回答で尋ねたところ、調査母体の中では「生活費にあてる」という回答がもっとも多かった。

定額給付金が給付されたら、どんな事に使いますか
定額給付金が給付されたら、どんな事に使いますか

具体的な消費行動の部分を赤色に塗りなおしてみたが、意外(!?)に多くの人が(全額ではないにせよ)消費に当てると回答している。また、「買い物」「外食」など使い道も色々と分散しているのが分かる。大人にしてみれば「飲み代数回分」にしか相当しないが、子どもにしてみれば「お小遣い数か月分」「お年玉一年分(幼年層の場合)」に相当するビックな額であり、何に使うか迷うところもあるのかもしれない。もっとも子どもの場合、その全額がそれぞれ自分の手元に届き、自由に使えるとは限らないが。

給付する立場になって考えると、「貯金・貯蓄」や「株式投資などの資産運用」に回してほしくは無いなというのがホンネだろうが、これらの選択肢にも結構な人が回答しているのも確認できる。やはりすべてが思惑通りにいくわけではない、というところだろう。

ちなみにこの調査では「具体的にいくらをどの選択肢に充当する」という事までは聞いていない。やや乱暴な計算になるが、各選択肢の回答率を全部足してそれを100%とし、各選択肢の割合を求めると、定額給付金の予算2兆円に対し

・生活費への充当……5120億円
・貯金や貯蓄……1990億円
・買い物……1744億円
・外食……942億円
・旅行やレジャー……763億円

などがあてられることになる。あるラジオ番組でも語られていたのだが、「ポジティブな考えで給付金を受け止め、使い倒していくことにより、『来年もまた給付されるかも』という雰囲気を作っていくのもまた一興」かもしれない。

なお総務省などの注意書きにもあるように、自治体や総務省が「ATM(現金自動預払機)の操作を要求」 「定額給付金の給付のための手数料などの振込み」「世帯構成や金融機関の口座番号などの個人情報を聞くこと」は絶対に無い。それらのアプローチがあったら、ほぼ100%詐称によるものなので、相手にしないか最寄の警察に連絡をするようにしよう。

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