「デジタルお父さん」になるための10の心得

2009/03/10 19:45

運動会イメージ運動会ともなれば保護者、特に父親が自慢の銀塩カメラ(紙焼きのカメラ)、それが無ければ使い捨てカメラあたりを片手に、我が子の活躍ぶりを写真におさめるのが定番だった。それが今やデジタルカメラは当たり前、望遠レンズ付高解像度のカメラを三脚にセットして、さらにはプロも顔負けのデジタルビデオを併用する親も珍しくなくなっている。このような「親バカ子どもかわいがりな親のデジタル化」は、どうやら日本だけではないようだ。アメリカの大衆ウェブマガジン【msnbc.com】ではデジタル機器などをフルに使い、「デジタルお父さん」になり、愛しい我が子の撮影をはじめとした「デジタルライフ」を存分に満喫するための10の心得を説いている。今回はこの心得を、日本の場合における注釈も含め、簡単にまとめてみることにした。

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1.Googleカレンダーを使う
家族で子どもに関する出来事を共有することで、覚え忘れが無くなる。元記事ではGoogleカレンダーとあるが、他のオンラインスケジューラーでも構わないし、パソコン上のソフトウェアでもOK。要は夫婦揃って子どもの出来事などを記録できるのが肝心。

2.テープを利用しているビデオカメラを入手して使う
「デジタルお父さん」とあるのにいきなりアナログ機器が登場するのは少々妙な話だが、説明によれば「テープによる映像の保存はもっとも安全でしかも安い方法である」と述べている。要はデジタルレコーダーの場合、突然ハードディスクがとんでしまう場合がある、ということだ。

元記事では「何十年経ってもDVテープは1つにつき2ドルしかかからない」とあるが、経年劣化のことを考えると数年おきにダビング(やデジタライズ化)などが必要になるので、経費はもっとかかる。確かにデジタル方式のみのデータ保管に不安を覚えるのは理解できるが、やや心配しすぎ。デジタルデータを複数の手段でバックアップすることにより、実質的に「テープ利用のビデオカメラ」と同じ効用が得られる。バックアップ方法の一つに、アナログテープを使えば良いだけの話だ。

フリップカメライメージ3.フリップカメラを入手して使う
冒頭の運動会のように大げさな機材を使うほどではないが、画像の質は多少低くても良いから気軽に持ち運びができ、しかも簡単にインターネット上にアップロードできる端末を一つ手に入れる(これが【フィリップビデオカメラ】)。この端末を使い、子どもの動画をまるで自分の目に留めるくらいの気軽さで撮影をすることができるという寸法。フィリップカメラはiPodくらいの大きさの小型デジカメで、インターネットとのデータのやり取りにも重点が置かれている。

日本の場合はわざわざ小型のデジカメを買わなくとも、デジカメ機能付きの携帯電話で十分代替できる。

4.動画共有サイトを使って動画を共有する
動画を撮ったら早速周辺に見せびらかしたくなる共有したくなるもの。しかし動画ファイルはサイズがぼう大なため、メールで送ろうものなら相手のメールサーバーをパンクさせてしまいかねない。また、動画共有サイトとしてはYouTubeがあまりにも有名だが、画質は今ひとつだし(※現在ではHDでの登録も可能)、基本的に全世界への公開であり、色々と気まずい場合も多い。そこで原文では【blip.tv】という動画共有コミュニティサイトを紹介している。

日本の場合、同様の機能、つまり「動画をアップロードできる」「閲覧制限を設けて特定の人にのみ見せることができる」機能を持つコミュニティは山ほどある。例えばmixiの動画掲載を使えば、似たようなことも可能だ。わざわざ英語でチャレンジする必要は無い。

5.Xbox360にNetflixを搭載する
ケーム機のXbox360を経由してオンラインで映画を観る機会を設け、もう少し「質の良い生活を過ごそう」と原文では説いている。

確かにデジタル化ライフには違いないが、どうしてここでいきなり「映画を観る」話になるのかは正直不明。優秀な作品のカメラワークに学び、愛しき我が子の撮影に活かそう、ということなのだろうか。良い作品の鑑賞は感性を育て上げることには違いないのだが……。単純に「デジタル経由で良い映画を観よう」ということなら、日本でもパソコン経由で名画を閲覧できるサービスは山のように存在するので問題はない。

6.性能の良いカメラに「投資」する
いくら撮影の経験を積んでも、使っているカメラの機能を超えた映像を撮ることは出来ない。また逆に、カメラの性能が良いものでそれなりに使いこなせていれば、使い手のスキル以上の動画・静止画を撮ることも不可能ではない。新しいカメラを買うときには性能比較サイトやクチコミサイトをくまなくチェックして、少なくとも自分のスキルを台無しにする機材をつかまないよう、できれば自分の技術を120%発揮させるようなものを選ぼう。

ブログ挑戦中イメージ7.ブログをはじめる
せっかく撮影した動画をどこにしまおうか、誰に見せたっけ、などの心配事やチェックし忘れなどに飽き飽きしたら、家族のブログを開いてしまおう。そこに動画を逐次掲載していけば、誰に見せたか、どこに保存しておこうかという心配はいずれも不要になる。知人や家族親戚にRSSを教えておけば、動画や写真を更新すると自動的にそのことを教えてくれるので非常に便利。

……とあるが、ブログの場合は基本的に不特定多数への公開となる。特定少数(親戚や友達だけ、など)に公開したい場合は、先のmixiなどのSNSや、公開制限を前提とした画像・動画共有サービス(例えば【ヤフーフォト】【ウィンドウズライブスペース】)などを使った方が無難。

8.ヤフーグループに参加して活用する
生活の上での悩み事や疑問を解決できる、頼もしい相談相手・情報集積場がヤフーグループ。実に多種多様なコミュニティがあり、そこからさまざまな情報を入手できる。

日本の場合には【ヤフー知恵袋】をはじめとするQ&A系サイト、地域毎のコミュニティ的掲示板、そして大手のSNSにはほぼ100%地域毎のコミュニティフォーラム(掲示板が集まったグループ)が用意されている。それらを使うことで、レジャーや病気、週末の過ごし方などありとあらゆる情報を手に入れられるはずだ。

9.アマゾン.comを利用する
今や書籍だけに限らないオンライン通販サービス、アマゾン.com。プレミアサービスを使えば「ほしい」と思った商品をほとんど待たずに手に入れることができる。

日本の場合はもちろん『アマゾンジャパン』や『楽天市場』などが該当する。最近では【ヤフーショッピング】も健闘しているようだ。パソコンだけでなく携帯電話からも買い物ができる優れもので、場合によっては通常メンバーでも、注文した翌日に商品が届くこともあるのには驚き。

10.「良い」子ども向けの曲を聴く
原文では「子ども向けの音楽には、どうしようもないものも多い。親子で楽しめる良い曲を聴こう」として、いくつかの曲を挙げている。もちろんこれらはアメリカでの曲の話で、日本で同じ曲を聴かせても同様の効果があがるとは思えない。

似たような状況で考えると、(親の趣味にもよるが)例えば『スタジオジブリの歌』 のように、子どもが大好きなアニメ作品などで使われている名曲などを選べば、親子で楽しめることだろう。

各項目の端々で触れているが、デジタルデータは容易にコピーしやすい・されやすいこと、インターネット上に一度公開したデータは基本的に「全世界に向けて」発せられたものとなるという事実を忘れてはならない。ごく少数の身内に公開したいものなら、そのサイトやサービスの機能を熟知した上で、間違っても「不特定多数に公開」するモードで掲載しないように気をつけたい(動画共有サイトに、宴会時の裸踊りの様子を掲載するなどもってのほか)。

また、場所や個人があまりにも特定されるような情報を掲載すると、時として色々な面倒毎に巻き込まれることがある。ましてや電話番号など個人情報を載せることなどもってのほか。例えば【コミュニティの単位は家族から・日記やメモ、スケジュールが共有できる「ドコモコミュニティ」3月2日開始】で紹介した「ドコモコミュニティ」のような、比較的機能がシンプルで分かりやすい、ごく少数者向けのコミュニティ機能を使うのも良いかもしれない。

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