大学生、一人暮らしの設備品「エアコン」「フローリング」「バストイレ別」

2009/03/09 05:05

一人暮らしイメージ不動産総合情報サービスのアットホームは2009年1月29日、大学生の一人暮らしの実状と部屋探しに関する調査結果を発表した。それによると、調査母体の大学生が住む住居環境では、「エアコン」の普及率がもっとも高く96.6%に達していることが明らかになった。和室よりも好まれる洋室のフローリングも7割以上が普及しており、それなりに優雅な生活環境にあるようだ(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2008年10月21日から24日、首都圏在住の一人暮らしをしている大学生470人に対してインターネット経由で行われたもので、男女比は245対225。

間取りや洋室・和室の要望についてはすでに【「居間はフローリングで8畳は欲しい」一人暮らしの大学生が望む部屋】でお伝えしている通り。欲を出せばキリがないが、「1DKで居間が8畳・洋室フローリング」が大体の希望という結果が出ている。それでは現時点でどのような住居環境が備わっているのだろうか。

今住んでいる場所にどのような設備があるか
今住んでいる場所にどのような設備があるか

もっとも多いのは「エアコン」でほぼ100%。最近は一人用の賃貸物件でも最初からエアコンが完備されているものがほとんど。逆にエアコンが備わっていない物件を探す方が難しいかもしれない。大学生などの若年層・一人暮らし向け賃貸物件ともなれば、先の記事にもあるようにニーズにあった設備をそろえておかないと借り手もいなくなるから、フローリングも7割強とかなりの割合を占める。

大学生一人暮らしの3設備
「エアコン」「フローリング」「バス・トイレ独立」
物件そのものの場所が狭い場合は、トイレ・バスが同じ場所というものもある。しかし最近では主流から外れ、たとえ狭くともトレイとバスは別々に設置するという間取りが一般的になっている。これもフローリング同様、借り手のニーズに応えたもの。

ここまでをあわせた「エアコン」「フローリング」「独立したバス・トイレ」が、今の大学生の一人暮らしにおける標準住居環境というイメージで大きなズレはないはずだ。

以後、バルコニーや室内洗濯機置き場、収納スペースなど数え上げればきりが無いが、あればあったで便利なものばかり。特に(表の掲載は略すが)「防犯関連」「防音」など、プライバシーやセキュリティ関係の項目においては、概して女性の方が男性と比べて2倍前後の割合で備わっている。この設備の違いが、【大学生 一人暮らしの 家賃額 6万を切る 厳しい現実】でも触れたように「男性よりも女性の方が平均賃貸料金が高い」一因ともなっているのだろう。

そこで、「今無くて不便だと思っている設備」、さらには「引越したらこれは欠かせない設備」それぞれを聞いてみたところ、興味深い傾向が見られることが分かった。

一人暮らしの大学生の生活環境設備(今ある/無くて不便/引越したら欲しい)
一人暮らしの大学生の生活環境設備(今ある/無くて不便/引越したら欲しい)

・今もあり、引越ししても欲しい設備
エアコン、フローリング、独立したバス・トイレ、ベランダ・バルコニー

・今は無いが、引越したら欲しい設備
防音、追い炊き風呂、インターネット接続料込み、収納スペース(広め)、防犯関連

・今はあるが、別に要らないかなと思う設備
備え付けの冷蔵庫

特に防音、防犯、追い炊き風呂は「今は備わっておらず、引越したらぜひとも欲しい」という意見が多いのが分かる。

また、調査母体の大学生が住んでいる賃貸物件が、一人暮らし向けとしてカスタマイズされたものかどうかまでは判断できないが、住居人のニーズにマッチした設備がある一方で、「もっと要望の高いものがあるのに、優先順位の低いものが装備されている」というミスマッチが複数見られるのも分かる。このミスマッチがどれだけ多いか少ないかで、賃貸物件そのものの人気の高低、さらには借り手の安定化を左右するのだろう。サラリーマンやその他一人暮らし向けの物件で、たまたま大学生が住んでいたのならともかく、大学生向けの物件ならば、これらの条件を考慮した上で設備を整えて欲しいものだ。

また良く見ればこれらの設備は何も大学生に限ったことではなく、一人暮らしの居住空間としては「言われてみれば確かにあった方が住み心地が良い」と判断できるもの。家賃が跳ね上がるようでは借り手がいなくなってしまうが、貸し手側にはそれなりの環境を整備してほしいものである。

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