交通事故車は5度フェンスを壊す

2009/03/04 08:00

Ian Edwards氏宅フェンスに突入した自動車(イギリスETAより)イメージあまり顔を見せてほしくない客のことを少々格好をつけて「招かれざる客」と呼ぶことがある。【Daily Mail】で報じられた、イギリスHertfordshire州に住むIan Edwards氏にとっての「招かれざる客」は、自動車に他ならなかった。彼の家には都合5回、自動車が突入し、フェンスをぶち壊す事故が起きているのだという。

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2001年3月の事故(上)と現在の様子(下)
2001年3月の事故(上)と現在の様子(下)

Ian Edwards氏の住宅は築58年もの。4つの寝室を持つ、ごく普通の一戸建て。でもただ一つ違っていたのは、奥様は魔女……ではなく、ひんぱんに住宅のそばのカーブを曲がりきれず、自動車がフェンスを乗り越えてやってくることだった。

最初に自動車が突入したのは2001年3月。カーブを曲がりきれずに自動車がフェンスに突撃を敢行。この時はIan Edwards氏も単に「たまたま、不運だったんだな」と思うに過ぎなかった。

しかしその後も2002年6月、2003年11月など、この7年間で合計5回に渡り自動車たちがIan Edwards氏宅のフェンスにオーバーランをかけ、突入事故が発生した。そのうち1回は庭内深くまで突っ込み、もう少しで住宅自身にまでぶつかるところだったという。

事故がおきるたび、フェンスの修理費には600ポンド(8万3000円)ほどかかる。何度と無く発生する自動車事故に対して保険会社側も「これ以上は(自動車事故による)フェンス修理費は出せない」と告知するほど。

「状況が一向に改善されないことに頭を痛めてるんだ。ここのカーブに高速で進入してきた自動車が、うまく曲がりきれない場合、どうなると思う? うちのフェンスに突っ込むしかないじゃないか」Ian Edwards氏は愚痴る。「たまたまこれまでの事故では死者は出ていない。でも車が突入するタイミングが悪ければ、通学のためにこのフェンスの横を通る親子連れが巻き添えを食らってしまったかもしれない」。

2005年にはHertfordshire州の議会が4万5000ポンド(620万円)をかけて、このカーブに至る交差点を変更し、状況の改善を図った。しかしIan Edwards氏は「それでも直近2回の事故が防げていない」とさらに愚痴る。「議会は最善を尽くしたかもしれない。しかしそれでも飲酒運転者を放置する行政や、道路のデザインそのものに問題があることに違いはない」「自分には何がベストの解決策かは分からない。『フェンスに追突して死者が出るかもしれない』という懸念に対しては、『フェンスを補強しなければいいのでは?』というアドバイスまである始末。いったいどうすりゃいいんだ」。

州側では道路の経路変更など、これまでにしてきた対策が打てる手のすべてで、これ以上は何もできないとコメントしている。

元記事にはこれ以上の説明がないので「築58年」の家にどうして「2002年以降追突事故が頻発しているか」の理由は分からなかった。恐らくは2002年から少し前に、この場所あるいは周辺の道路経路が変更されたのだろう(詳しい番地もなかったのでグーグルマップなどでの確認もできず)。住宅内に侵入されないように、例えば鋼鉄製のフェンスにしてしまうと追突時に悲劇が起きるかもしれない。とはいえ、毎回フェンスを壊されたのではたまったものではない。八方ふさがりとはまさにこのことをいうのかもしれない。

ちなみに該当地域の警察当局側ではIan Edwards氏の住宅を「不幸な場所にある(unfortunate)」とした上で、この地域でのスピード違反や飲酒運転への取締りを一層強化すると述べている。

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