コンビニのATMで欲しい機能、最多意見は「通帳の記入」

2009/03/02 07:45

コンビニATMイメージマイボイスコムは2009年2月23日、コンビニエンスストアに設置されているATM(Automated Teller Machine、現金自動預払機)に関する調査結果を発表した。それによると、今後利用したい、あるいは現時点では機能として存在しないが将来取り扱って欲しいと思うATMのサービスでもっとも多くの同意票を集めたのは「通帳記入」だった。以下「預金の預け入れ」「預金の引き出し」がほぼ同数で並んでおり、一般の銀行ATMと変わらない機能が求められ、あるいは利用されていることがあらためて確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2009年2月1日から2月5日、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は15163人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代36%、40代30%、50歳以上18%など。

ATMは、24時間営業しているというコンビニのメリットを活かせる設備の一つといえる。コンビニで買い物をしようとした時はもちろん、銀行や郵便局が閉じている時間・曜日でも「コンビニのATMならお金を引き出せる」という安心感を与えてくれるからだ。逆にそれがコンビニの魅力をさらにプラスする要因ともなっている。

コンビニに設置されているATMは、銀行におかれているATMと比べて機能に制限がある。それらの点も考慮した上で、「今後利用したい、あるいは現時点では機能として存在しないが将来取り扱って欲しいと思う」機能のトップには「通帳記入」がついた。

今後利用したい、あるいは現時点では機能として存在しないが将来取り扱って欲しいと思うコンビニATMの機能
今後利用したい、あるいは現時点では機能として存在しないが将来取り扱って欲しいと思うコンビニATMの機能

単なる「残高照会」と比べ、通帳記入ならいつどこから振り込まれたか、あるいはいつ自分が振り込んだかについて、手元の通帳で記入されていない期間のやりとりを確認できる。また、通帳記入そのものがつい忘れてしまいがちなので、「思い出したらすぐ記入」ができるコンビニATMなら便利なことこの上ない。しかし前述したようにコンビニATMでは原則として通帳記入は出来ない(。それどころか通帳の挿入口すら無い)。恐らくは「お金のやり取り」に機能をしぼり、メンテナンスなどの手間が省けるようにするための配慮なのだろう。とはいえ、ニーズとしては非常に高い値を示しているのが分かる。

通帳記入や硬貨の取り扱いは
「コンビニ」の特性を考えると
実装はきわめて困難。
続いてほぼ同数で多くの人が利用・求めているのは「預金の預け入れ」「引き出し」。この2つはすでに実装されている……というより元々コンビニにATMが設置された理由がこの2点なのだから、使われないのでは存在意義が薄れてしまう。また似たような理由で「残高照会」も上位に来ている。

「なるほど」と思わせる回答は「現金振込み・振り替え」。公共料金やその他支払いで、うっかりしていて忘れてしまった時でも、コンビニATMで振込み可能なら、締め切りに間に合わせることが出来る。これもまた、コンビニが24時間営業しているメリットの一つといえよう。

意外に多いのは「硬貨の預け入れ・引き出し」。しかし実際にはコンビニのATMでは硬貨の取り扱いは行っていない。これは銀行のATMですら取り扱いが減っていることからも分かるように、ATMでは硬貨の取り扱いには通帳記入と同様、非常にメンテナンスコストがかかってしまうから。硬貨が詰まってしまう可能性、ATM内にすぐに貯まる(あるいは不足する)、さらには体積をとるわりには金額そのものが少ないという「場所はいくらあっても足りないコンビニ」独自の事由もある。ニーズが高いのは理解できるが、もっとも実現しそうに無い機能ともいえる。



手身近に用意されていて生活の中に溶け込み「そこにあること、使えることが当たり前」になると、次から次へと要望が出てくるのが人の常というもの。しかし「コンビニエンスストア」の特性を考えると、フル機能のATMを期待するのはやや無理がある。

むしろ現時点で使える機能を熟知し、その機能を最大限に活用することを考えるのが、賢い付き合い方といえるだろう。

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