【更新】小さな額からコツコツと。貯蓄の方法ナンバーワンは「毎月定額貯金」

2009/02/28 11:55

貯蓄イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年2月27日、「貯金」(正確には預貯金、あるいは貯蓄)に関する調査の結果を発表した。それによると、調査母体において貯金をしている人の中でもっとも多くの人が実施している貯金方法は「毎月定額を貯金する」で、4割以上の人が行っていた。また、性別により貯蓄の傾向にもいくぶんの違いがあることが確認された([発表リリース])。

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今調査は2009年2月9日から2月13日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は485人。男女比は54.2対45.8で、年齢階層比は20代9.5%、30代47.4%、40代34.2%、その他8.9%。

調査母体の中で、現在貯金をしている人は63.5%。逆にいえば3人に1人は貯金をしていないことになる。少々怖いデータな気もするが(「何かアクシデントがあったら金銭的にどう対処するのだろうか」などの懸念)、その後の設問を見る限りでは「銀行・ゆうちょ銀行・信金などの金融機関に残高がまったく無い」のではなく、貯蓄という観点での積み立てをしているか否かであることが分かる。

それでは「貯蓄」という意味での貯金をしている人が、どのような手法を用いているのか尋ねたところ、もっとも多い回答は「毎月定額を貯金」で全体では4割に達していた。

どんな貯金をしていますか
どんな貯金をしていますか

本人があらかじめ額を決めて毎月口座に預ける方法だけでなく、金融機関側が毎月一定額を自動的に専用の口座に振り返る「定額貯金」などもあわせ、「毎月あらかじめ天引きする額を決めて貯蓄する」パターンがもっとも多く用いられているようだ。この方法なら貯まる額の見通しも立て易いし、気まぐれや浪費で貯める額が変動するリスクも少ない。ましてや金融機関側の天引きを使っていれば、貯蓄分を浪費したくともできない。

男性は「会社積み立て」
女性は「小銭貯金」
以下全体としては「定期預金」「小銭貯金」「会社の積み立て」と続くが、男女別では男性が「会社の積み立て」が女性の約2倍に達しているのに対し、「小銭貯金」では女性が男性よりも10ポイントほど高い結果が出ている。これはそれぞれ「会社勤めの人が多い」「ライフサイクルの中で買い物など小銭を受け取る機会が多い」のが理由。男女とも自分の生活様式に合った貯蓄方法を心がけているわけだ。

一方、「つもり貯金」は案外人気度が低い。女性は男性よりやや多くの人が実施しているが、それでも2割に届いていない。「つもり貯金」とは「●×するつもりで、その費用分を貯金する」というもので、例えば「漫画を買うつもりで250円貯金」「外食をするつもりで2000円貯金」というもの。しかし「毎月定額」「定期」「小銭」「積み立て」と違い、具体的に「貯金の代替として我慢しなければならない便益が具体的に分かってしまう」ため、抵抗感も強く、結果として行っている人(というよりは続けられる人)も少ないらしい。



インフレ率などを考慮すると、俗にいう「タンス預金」など紙幣・貨幣をそのまま手元に置くタイプの貯蓄は、中長期的には少しずつではあるが価値が減ってしまう場合が多い。一方で株式や投資信託などの有価証券は、景気が良い時には素晴らしい利回りを生み出すが、昨今のような経済情勢では利回りどころか評価損で頭を痛めることになる。預貯金は原価割れのリスクはゼロに等しいものの、利回りはあまり期待できず、インフレ率にも負ける可能性が高い。

貯蓄イメージそれぞれの長短所をしっかりと理解し、自分の好き嫌いを認識した上で、さらに各時期の状況を見極め、分散した貯蓄をしていく必要があるだろう。

ちなみに以前、預貯金の記事を掲載した際に「預貯金も投資だろう」という意見をいただいた。これはまさにその通りで、預貯金も「原価割れリスクがほぼゼロ」の代わりに「利回りも低い」、銀行などの金融機関への預け入れ、すなわち「投資」に他ならない。そう考えればお金を手元に置いたまま保存しておく以外の「お金の働かせ所」としては、投資以外には無い、ということになる(ギャンブル性の強い「投機」も投資の一種ともいえる)。自分の手持ちのお金に、いかに「一生懸命働いてもらうか」を考えるのが、今後は今まで以上に重要視されるに違いない。

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