便利で不便!? ポータブルハンディトースター

2009/02/27 07:55

トーストイメージこれまでに【絶対に焦げ付かないトースター発明される】【心がちょっぴりハッピーになれるトースター】で紹介したように、世界にはパン食を好む人が大勢いて、当然ながらそのパンを焼くトースターにも多種多様な工夫が施され、新しいアイディアが盛り込まれ、世に送り出されていく。身近なものであるからそこ、色々な発想が生まれるからに違いなく、それは日本で炊飯器の種類が多種多様あるのと同じ理由だ。【DailyMail】ではそのような「発想」の一つが紹介されていた。いわく、「自分で(言葉通り)焼くことが出来るトースター(the toaster you can take to work with you)」なるものだ。説明によれば「この発明品・ポータブルトースターで、もう二度と食堂のトースターでパンを焦がすこともなくなるだろう」とのことだが……。

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自称「世界で最初の」ポータブルトースター(構想図)
自称「世界で最初の」ポータブルトースター(構想図)

開発者が曰く「トースターでパンを焼くと、時間の調整がうまくいかずに、つい焦がしてしまうことがある。しかしこのポータブルトースターなら、自分で焼き具合を確認できるので、焦がす心配は無用」「パンにマーマレードを塗るかのごとく、簡単にパンを焼くことができる」とのこと。

素材は本体部分がセラミック、熱する部分が新開発のカーボンナノで出来ている。要は電気で熱せられたカーボン部分をパンに充て、必要部分を焼いていくというもの。パンの片面を焼くのに2-3分ほどかかり、焼きあがりの頃合になると熱の反応で本体部分にチョウの模様が浮かび出る。電源は充電式で、使わないときには電動歯ブラシやひげそりのように充電を行う。万一トースターを落としてしまっても、熱せられる部分が閉じるという安全機構が用意されている。

要は、電熱式の半田ごて、あるいは発泡スチロールカッターを、パンを焼くために改良したようなもの。発想としてはさほど難しくはない。充電式でどこででも使えるという点は確かに面白く、役立つだろうが、色々と問題点も浮かび上がってくる。

元記事のコメント欄でも色々と指摘されているのだが、

・オフィスでの利用を想定しているのだろうが、オフィスでパンが焼かれる香りがしたら周囲はどう思うだろうか。
・トースターでパンを焼いている間、コーヒーを用意するなど、他のことが出来るのがトースターのメリット。この「ポータブルトースター」だと利用者はつきっきりでなければならず、時間がもったいない。
・片方で2-3分というけれど、両面を焼くためには二度同じ事を繰り返さねばならず、片面を焼いたあとにもう片面を焼くと、最初の片面が冷えてしまって美味しくなくなる。はじめから両面が焼けるように挟むような仕組みが必要だ。

などの問題点がある。

「王様のアイディア」レベルのアイテムであることは間違い無い。が、それを超えて「多くの人に普及するような」汎用商品となりえるかどうかは……「分からない」とだけコメントしておこう。

ちなみに元記事によれば、この「ハンディトースター」、イギリスでは2009年中に発売予定との事。当方(不破)は確認できなかったが、もしかするとすでに日本で同じような商品が出回っている、かもしれない。もしご存知の方がいたら、お教えいただけると幸いだ。

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