【更新】中高生でも使いたい! 「定額給付金を消費に回したい」は5割を超える

2009/02/23 06:30

定額給付金イメージ電通リサーチは2009年2月16日、中高生における定額給付金の使い道に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、中高生自身が定額給付金を受け取った場合、その半分以上の額は消費に使われるという回答が得られていることが明らかになった。一方で3割近い額が預貯金に回されるなど、堅実性もかいま見れる調査結果となっている[発表リリース、PDF])。

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今調査は2009年2月1日から4日の間、モバイル調査システムを用いて中高生の男女を対象に行われ、有効回答数は1000人。年齢階層比は未公開、地域比は関西500人、関東500人。

今や政争の具に使われてしまっている感の強い「定額給付金」だが、中高生にとってもすでに9割近くは「知っている」対象となっている。アメリカの税金払い戻し政策やイギリスの消費税減税と違い、(台湾の政策と同じように)直接還付されるため、効果はそれなりに大きいものと思われており、普段あまり政治にも興味の無い年齢層にも注目を集めているのが実情だろう。

それでは中高生自身が定額給付金(彼らの場合には2万円/人となる)を手にした時、どのような使い方をしたいと考えているだろうか。自由回答で尋ねてまとめたところ、「消費する」と回答した人は過半数に達していた。一方で「預貯金」など堅実な使い道を考えている人も多い。

自分がもらえる給付金の使い道
自分がもらえる給付金の使い道

給付側の意図としては「消費の活性化」にあるわけで、すべてを何らかの形で消費してもらうのが一番ありがたい。その意味で、純粋な「消費」に充てられるのが5割強というのは微妙な気がする。もっとも「学費」「生活費」も使用対象が異なるものの「消費」には違いなく、その観点でまとめ直せば約7割が「消費にあてられる」ことになる。

一方で「預貯金」に充てるという回答は2割強。ただし「一部貯金」という回答も多少ながら含まれているので、額的には約2割といったところだろうか。それなりに中高生も堅実であることがうかがえる。

なお関東・関西別でそれぞれ別個のデータが出されているが、少なくともこの項目においては違いは誤差の範囲でとどまっており、「関東だから・関西だから」というのはなさそうだ。あえて言えば、関西の方がやや「学費」の割合が高いように見える、というところか。

それでは「消費」において、具体的にはどのような項目に使うつもりなのか。全国平均で、「消費」の部分を抽出し、「消費全体」においてどれだけの割合を占めているのかを円グラフで示したのが次の図。数字そのものは「定額給付金全体に対する割合(%)」なのでご注意あれ。

給付金の使い道・消費面における細分(給付金の使い道全体に占める%)
給付金の使い道・消費面における細分(給付金の使い道全体に占める%)

学生らしく、消費目的も多種多様だが、多くが消耗品に使われるようだ。特に上位の「飲食・レジャー」「洋服・ファッション」あたりは、最近不調な事業セクターが強く関連しているところでもあり、ある程度の「特需」が期待できよう。

定額給付金そのものが一部の方々の「おかげ」で事実上審議が止まっており、いつ開始されるかどうかも分からない情勢ではあるが、施行されたら「中高生でも」全額を受け取りたいとする回答が4割近くを占めている。「親に全額を預けたい」とする2割近くの回答と比べると約2倍の値に達する。

金額的には小売などが期待する「年末年始商戦」のみなもととなる「お年玉」に勝るとも劣らない額。その「年末年始商戦」が再びやってくるというのだから、消費する側も購入される側も期待せずにはいられないということなのだろう。


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