【更新】ネットでの お薬購入 メリットは 「時間を気にせず 買うことができる」
2009/02/21 08:35


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今調査は2009年1月30日から2月4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は479人。男女比は51.4対48.6で、年齢階層比は20代15.2%、30代47.2%、40代29.4%、その他8.1%。
2009年6月の改正薬事法施行に伴い、一部を除く市販薬についてインターネットをはじめとする通信販売を禁止する省令が公布された。これにより、風邪薬や胃腸薬など、市販薬の67%が通信販売で購入できなくなる。一方ヤフーや楽天など、これまでネット通販で市販薬を取り扱ってきた企業は反対運動を実施、具体的には署名活動や意見具申を行っている最中。
それでは大幅に規制が強化される「インターネット経由での医薬品購入」において、利用者はどのようなメリットがあると考えているのだろうか。もっとも多い意見は「時間を気にせず購入できる」で全体では35.9%を占めていた。男女別に見ると女性より男性の方がやや多く、会社勤めで帰りが遅い人でも購入が可能という要素が強いようにも思われる。

インターネットを利用しての医薬品購入でメリットだと思うのはどれですか
次いで多かった意見は「人目を気にせず商品を比較・検討できる」。実店舗での購入となると、商品の比較をする際にはどうしても他人の目が気になってしまう。風邪薬などならいいが、「できればチェックしているところを他人に見られたくないような」薬ならちょっと……というわけだ。第3位の「宅配してくれる」も同様に、他人の目のことを考えた気恥ずかしさによるものだろう。また、分からないことがあってもインターネット上で色々と検索しながら検討できる点もメリットとしては大きい、とある。
一方、「メリットは無い」という意見も1割前後に達している。他の項目に挙げられたような事象を感じていないのか、あるいは必要性がないのかは不明だが、ともあれ「ネットで薬が変えなくなっても特にメリットが減るわけでもなし(=デメリットは無い)」と考える人が1割前後いることも、理解しておくべきだろう。

その他にも、コンビニ購入ならではのよい点・問題点と、ネット通販のメリット・デメリットは互いに補完できる関係が多い。改正薬事法の施行後も、ネット通販の医薬品への規制が現在予定されているものより緩ければ、互いを補うことで「医薬品サポート」という観点から大いに利用者全体にとってプラスとなりえたのに、と考えると、やはり少々残念であると考えざるを得ない。
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