【更新】「ネットにて お薬買えなくなると イヤ」 サプリメントに コンタクトレンズ

2009/02/21 08:30

お薬イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年2月20日、薬事法改正によってインターネット経由で一部の市販薬が買えなくなることに関する調査の結果を発表した。それによると、インターネットを利用して購入できなくなるとイヤな薬は、調査母体の中では「サプリメント」がもっとも多く1割強を占めた。一方で過半数の人は「どれもイヤではない」と回答しており、ネット経由での薬購入のハードルが高くなることで不便さを感じる人が、現時点ではさほど多いとはいえないことがうかがえる([【発表リリース])。

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今調査は2009年1月30日から2月4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は479人。男女比は51.4対48.6で、年齢階層比は20代15.2%、30代47.2%、40代29.4%、その他8.1%。

【「夜中でもコンビニあれば熱さまし」購入したいニーズは大きい】にもあるように、2009年6月の改正薬事法施行に伴い、一部を除く市販薬についてインターネットをはじめとする通信販売を禁止する省令が公布された。今後事態に大きな動きがない限り、風邪薬や胃腸薬など、市販薬の67%が通信販売で購入できなくなる可能性が高い。これに対し、ヤフーや楽天など、これまでネット通販で市販薬を取り扱ってきた企業は猛烈に反対し、署名活動や意見具申を行っている最中。

「コンビニで大衆薬が買える」のはメリットだが、「ネットで大衆薬が買えなくなる」のはデメリットのように見える。それでは具体的に、どのような薬がネット経由で買えなくなると不便を感じるのだろうか。具体的な種類別では「サプリメント」と答える人がもっとも多く、全体では13.4%を占めた。

インターネットを利用して購入できなくなるとイヤなものはどれですか(複数回答)
インターネットを利用して購入できなくなるとイヤなものはどれですか(複数回答)

項目別トップの「サプリメント」は利用そのものの傾向にもあるように、女性の方が圧倒的に多い。実に2割近くが回答している。次いで「コンタクトレンズ」も女性が男性の2倍近い賛同票を集めている。女性にとってはコンタクトレンズをしていること自身も、できるだけ他人に知られたくない事項なのだろうか。

「対面販売で購入すると恥ずかしいかも」と想像できる「妊娠検査薬」「育毛剤」「痔の薬」などは、意外にも数字が少ない。例えば「育毛剤」は圧倒的に男性の方が多いとか、「妊娠検査薬」は女性の方が多い(当たり前か)という違いはあるが、ほとんど誤差の範囲内に収まっている。母数が増えればこの割合でも多くの人が該当することになるが、割合自身としては非常に小さいのが確認できる。

一方で、「どれもイヤではない」、つまり「ネットで薬が購入できなくなっても特に問題は無い」と考えている人は全体で53.2%に達している。女性は個別事情(サプリメントなどの多さ)があり、47.2%とやや低めだが、それでも5割近くに達している。



インターネットビジネスの特徴を表す言葉の一つに「ロングテール」というものがある。扱う量が増えても経費はさほど増加しない特徴を活かし、あらゆるものを取り揃えることで多くの人のさまざまなニーズに応え、「ささいな市場からの利益をかき集め積み重ねて」全体で収益を得ようとする考え方だ。インターネットを経由したビジネスが、不特定「大多数」を相手にできるからこそ可能な考え方だが、ネット通販での市販薬(大衆薬)の販売もまた、その考えに合致している。だからこそ、各個の種類において「イヤなもの」が少ないとも考えられる。

全体としては「別に困らないじゃん」という人が過半数に達しているのは事実。しかしその一方で「●×がネット買えなくなると困る」という人も、個々のお薬毎に少なからぬ数がいるのも事実。6月の施行まで、あと数か月の間にどのような動きが見られるのか。注意深く見守りたい。

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