【転送】農林水産省の公式YouTubeサイトをチェックしてみる

2009/01/11 10:45

農林水産省の公式YouTubeサイトイメージ自サイトの最新情報を確認してよりよいものに作り変えていくため、アクセス解析は欠かせない。その解析の中で、興味深い情報を見つけることができた。農林水産省が去年の10月3日付けで、動画共有サイトYouTube上に公式チャンネルを開設していたというのだ。そしてそこでは、記者会見のようすだけでなく、日本の農業の実情を分かりやすく説明するオリジナルアニメーションも公開されていた(【発表リリース】【該当ページ】)。

スポンサードリンク


YouTube上の農林水産省公式チャンネル。上のパンくずリスト(メニュー)はそのまま農林水産省の公式ページに直結している
YouTube上の農林水産省公式チャンネル。上のパンくずリスト(メニュー)はそのまま農林水産省の公式ページに直結している



オリジナル動画の一つ、「食料の未来を確かなものとするために(Ensuring the Future of Food)」
オリジナル動画、「食料の未来を確かなものとするために(Ensuring the Future of Food)」

開設のタイミングを見ると、農林水産大臣が石破茂氏に代わったタイミングでスタートしたプロジェクトのもよう。制作時期を考えると大臣交代から取り掛かったとは考え難いが、まさに「渡りに船」状態だったようだ。

公開されている動画は現時点で51点。そのほとんどが大臣や事務次官の会見内容。これはこれで意味がある(記者会見などで語られた言葉を「視聴者が直接知る」ことができ、余計なフィルタを取り除けるだけでなく、検証も可能となる)のだが、注目したいのは上に挙げたオリジナルのアニメ動画「食料の未来を確かなものとするために」。

4分半ほどの動画の中に、日本の食糧事情や環境問題、食料自給率を高める必要性がシンプルでわかりやすく解説されている。専門用語をはじめとした文字列だけでは分かり難い物事を、イメージ的にとらえやすくし、理解しやすく解説し、一人でも多くの人に把握してもらえるよう努力している様子が分かる。この考え方は【NHKの「週刊こどもニュース」が面白い】で紹介したNHKの【週刊こどもニュース】に考え方が近い。

さらに興味深いのは、この動画が【英語版】(読みは日本語のままだが動画下部の字幕スーパーが英語製)も同時に公開されていること。しかも閲覧数が日本語版の2倍以上を記録している。コメント機能が無効化されているのでどの地域の人が閲覧しているのか推し量ることはできないが、単純に考えれば日本人以上に日本の食糧事情を注目している人が海外にいることになる。

このアニメ動画「食料の未来を確かなものとするために」はタイトルに「第一部」とつけられており、続編が予定されている。その公開がいつになるかは分からないが、期待せずにはいられない。また、世間一般には漫画やアニメを卑下する風潮が少なからずあるが、「多くの人に」「理解しやすく」「イメージ的にとらえて『飲み込めるための枠組みを自分の中に作る』」ためには、今件のような手法を用いるのも有効な手段の一つではないか。そのように再認識させてくれるものとして注目したい。


■関連記事:
【「あるある」と放送法と麻生大臣とそのまんま知事と……最近マスコミが変なのか、それとも】
【任天堂のWii発表会を伝えるコンテンツに見る、情報配信とメーカー・読者・報道媒体との関係】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー