花粉症 散歩も花見も キャンセルで 社交性が どんどん減少

2009/02/20 05:10

散歩イメージ鼻炎薬「コンタック600プラス」などを発売するグラクソ・スミスクラインは2009年1月28日、「花粉症から取り戻したいものに関する意識調査」の結果を発表した。それによると花粉症の症状を発している人は、「散歩」や「スポーツ」など外気に触れる社交的な行動だけでなく、「飲み会」などの室内における社交行動も敬遠したくなる傾向が見られることが明らかになった。花粉症はモチベーションや仕事効率だけでなく、社交性までもを奪い取るようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2008年12月24日から25日までの間、これまでに春に花粉症になったことがある20-39歳の男女を対象に行われたもので、有効回答数は411人。男女比はほぼ1対1で、年齢階層比は20-24歳が47人、25-29歳が159人、30-34歳が97人、35歳-39歳が108人。

花粉症の症状が出てくると頭がぼーっとしたり身体がだるくなり、集中力が欠如し、やる気も減退して極端な話「何もしたくなくなる」もの。また、症状が悪化するような出来事を恐れるようになる。「外に出ると花粉と接するから」と外出を控えたくなるのも(花粉症をお持ちの人なら)分かるだろう。

それでは具体的に、社交的なイベント・出来事について、花粉症の症状が出ているうちは「やる気が出ない、うせてしまう」のはどのようなものだろうか。具体例を挙げて複数回答でこたえてもらった中では「散歩」がもっとも高い同意票を集めることになった。「わざわざ外気に触れて症状悪化させるなど、まっぴらごめん」という魂の叫びが聞こえてきそうである。

花粉症の症状が治まるまで、やる気や出かける気がうせてしまうもの
花粉症の症状が治まるまで、やる気や出かける気がうせてしまうもの

「散歩」に続いて同意票が多いのは「スポーツ」そして「花見」。ここまでが大体半数以上の人が「したくない」と答えている。そしてやや数を減らして「旅行」があるが、ここまでが「外出による社交性の高い行動」。

一方、それらほど同意数は多くないものの、「飲み会」「カラオケ」「結婚式」など比較的内部での行動で「外気に触れる機会の少ない行動・イベント」にも関わらず、多くの人は「ひかえたい」と考えている。単に「室内に閉じこもるより花粉に触れる可能性が高い」だけではなく、「花粉症で気力が減退して頭もぼーっとしているから、足を運んでもまともな行動ができない・楽しめない」という思惑もあるのだろう。また、周囲に迷惑をかけてしまうかも、という気兼ねも考えられる。

ともあれ、花粉症の症状のせいで、外出をはじめとした社交性も著しく失われることだけは間違いあるまい。



室内でだらけるイメージ元リリースには言及されていないが、個人的にはこの傾向からさらに進んで、インターネットやケータイによる「デジタルメディアでの社交性補完」が盛んになる可能性もあると考えている。気力減退の面ではメディアが何であろうと、やる気がうせるのを止められない。しかし「外に出ると花粉に触れる」というリスクを避けたり、「くしゃみや鼻水で周囲に迷惑をかける」という観点では、(例えばチャットやライブカメラのような)デジタルメディアによる社交行動ならば問題は無いからだ。

今や国民症と認定されても不思議ではない「花粉症」。その症状は人々の生活様式をも、大きく変えていくのかもしれない。

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