【更新】地デジ移行 8割以上が 見る機会 「変わらないよ」と 答える現実

2009/02/17 06:30

テレビ買い替えイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年2月16日、地上デジタル放送(地デジ)に関する調査の結果を発表した。それによると、調査母体の中では「地デジに移行したらテレビを観る機会は増えるか」という問いに対しては、「変わらない」と回答した人がもっとも多く8割以上を占めていた。この値は性別・年齢階層別でも大きな違いはなく、地デジという配信方法の変更による視聴率の向上は「現時点では」望めないことが推測できる([発表リリース])。

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今調査は2009年1月20日から23日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は435人。男女比は54.0対46.0で、年齢階層比は20代12.4%、30代49.4%、40代31.0%、その他7.1%。

地デジへの移行では「高い質の映像・音声を配信できる」「番組表や情報を流せる」「データ放送が可能」「双方向サービスが可能」などのメリットがあり、これが普及・切り替えを促進する原動力となっている。他にも「関連機器の買換え需要」も期待できる。一方で、切り替えのための(配信側の)経費がぼう大な額に登ることや、B-CAS問題、タイムラグの問題など、さまざまな問題も提示されている。

配信側としては「より質の高い情報を流すことで、テレビ(放送)の魅力を高めよう」というのがもっとも大きな意義と考えているわけだが、それでは受信する側としては「地デジに切り替わったらテレビをもっと観よう」と考えるのだろうか。現時点では期待するほどの効果はないようだ。

「地デジ」に移行したら、テレビを見る機会は増えると思いますか
「地デジ」に移行したら、テレビを見る機会は増えると思いますか

全体では8割が「変わらない」。そして「増える」「減る」が大体1割ずつと見てよいだろう。男女別では差異はほとんどなく、年齢階層別では「若年層ほど機会は減る」「高齢層ほど機会は増える」傾向にある(ただし50代以上を意味する「その他」は母数が少ないため参考値)。これらの傾向は地デジ云々以前にテレビというメディアそのものに対する傾向とさほど違いはなく、逆に考えれば「地デジ」による視聴率アップ効果は望めないことが分かる。

放送サイドイメージ現時点では地デジそのものの普及率も低く、その魅力を存分に発揮するサービスも展開されていないのが実情。完全に移行すると現時点で伝えられている2011年7月24日までに、放送配信側がどれだけ「地デジは魅力的だよ、こんなことができるよ」という具体的提案を出して、魅力度を上げ、「見る機会を増やしてもいいかな」と思わせることができるのだろうか。

残された時間はさほど多くは無い。


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