高校生では1割強が経験済み…子供達における配信実情(最新)

2024/04/10 02:22

このエントリーをはてなブックマークに追加
2024-0403インターネットに関連する各種技術の高度化と一般化が進み、誰もが気軽に動画や音楽を撮り、不特定多数に向けて提供することが可能となった。そしてそれらの技術を組み合わせ、テレビのように不特定多数に向けた動画や音楽の(リアルタイム、あるいは非リアルタイムでの)提供、つまり配信をすることのハードルも低いものとなっている。配信は行う側からも見る側からも、社会の有り様を大きく変えるものとして注目を集めている。今回は内閣府が2024年3月付で報告書を発表した【令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果】の内容を基に、小中高校生の配信実情を確認していく。子供達の間では、どれぐらいの人が配信をした経験があるのだろうか。

スポンサードリンク


今調査に関する調査要項は先行記事の【インターネット利用端末は小学生では家庭用ゲーム機、中高生ではスマートフォン(最新)】を参考のこと。

次に示すのは、調査対象母集団における配信経験がある人の割合。値は属性比となっている。設問では「撮影や制作、記録をする(動画撮影や音楽制作、編集を含む)」とあり、これに該当する人に対し「配信したことがある」か否かを尋ねた結果となっている。つまり今件における「配信」の意味について具体的な説明はないが、前段階で主に動画や音楽を対象としているものとなっており、「リアルタイムでの動画や音声による不特定多数に向けた提供」以外に、動画や音楽をオンライン上にアップロードして不特定多数に提供するもの(非リアルタイム)も該当するものとする。

↑ 配信をしたことがあるか(属性別、全体比)(2023年)
↑ 配信をしたことがあるか(属性別、全体比)(2023年)

小中高校生全体では7.3%が経験ありとしている。具体的な内容は一切問われていないが、雑談や料理などの紹介、そしてゲームプレイの実況などが行われているものと思われる。あるいはネタ話を自分なりの解釈で創作したり、社会に物申す的な主張性の高いものもあるだろうか。

小学生では3.5%、中学生では7.3%、高校生では10.7%。高校生では全体の1割を超える人が、配信経験があるとしている。あるいはソーシャルメディア上に動画をアップロードしただけでも「配信」と解釈することも可能なので(一般的にはユーチューブなどの動画共有サイトへのアップロードを意味するが、広義ではオンライン上にアップロードすれば該当する)、この値が出ているのかもしれない。

興味深いことに、男女別ではすべての学校種類において女子の方が高い値を示している。特に高校生では男子が7.9%なのに対し、女子は7割ほど増しの13.4%もの値。男子よりも女子の方が、配信に対する意欲は高いのだろう。

配信されている動画やリアルタイムの映像がより多くの人に見られるようになるに連れ、配信行為への注目も一層集まるようになる。そしてスマートフォンがあれば、あとはやり方を学ぶだけで誰もが配信をすることができる。今後子供の間でも、より多くの人が配信をするようになるに違いない。


■関連記事:
【定額制動画配信市場は2022年時点で1011.0億ドル…世界の動画・音楽配信の市場規模実情(最新)】
【主要動画配信事業者のユーザー実情(最新)】

スポンサードリンク


関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS