花粉症で低下した生産性、金額にするとカップラーメン何個分?

2009/02/17 06:30

花粉症イメージ鼻炎薬「コンタック600プラス」などを発売するグラクソ・スミスクラインは2009年1月28日、「花粉症から取り戻したいものに関する意識調査」の結果を発表した。それによると花粉症で生産性が低下したことによる1日あたりの損失を金額として算出すると、平均5949円という結果が出たことが明らかになった。1つ150円のカップラーメンなら40個分、サラリーマンの平均昼食代570円で割ると10食分強という計算になる(【発表リリース】)。

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今調査は2008年12月24日から25日までの間、これまでに春に花粉症になったことがある20-39歳の男女を対象に行われたもので、有効回答数は411人。男女比はほぼ1対1で、年齢階層比は20-24歳が47人、25-29歳が159人、30-34歳が97人、35歳-39歳が108人。

花粉症の症状によって働き人の生産性が低下するのは周知の事実だが、直接労働意欲が減るだけでなく、症状への対応に伴う時間が無駄になること、さらには使用するティッシュの量なども勘案する必要がある。それらを含め、(あくまでも目算ではあるが)一日あたりの損失を金額として答えてもらったところ、1000円-3000円の範囲が47.9%と、もっとも多い回答が得られた。

花粉症により、仕事などの効率が落ち、生産性が落ちる度合いは、仮に金額にすると一日あたりいくらになりますか?
花粉症により、仕事などの効率が落ち、生産性が落ちる度合いは、仮に金額にすると一日あたりいくらになりますか?

最多回答範囲が1000円-3000円、3000円-5000円までも含めると66.9%、さらにそれより下も含め、0-5000円で考えると実に78.6%と8割近くを占めているにも関わらず「平均が5949円と6000円近い値が出ている」リリースでは言及している。少々おかしな現象なのでコメント詳細を見てみると

「最高額は100万円で、理由は「自分が一日で使うティッシュの量がとても多いから」(女性30代)」

という意見があり、これが平均を著しく引き上げていることが分かる。母数が411人だから概算しても約2400円(100万円÷411人=2433.3円)もの引き上げが推測される。その他の意見は「平均的な日給の4割」「効率的には花粉症の影響がない時期の半分。1日1万円は稼いでいる」などまっとうな意見が多く、この一人を除いた平均は大体3500円前後であることが考えられる。これなら上記の結果グラフともほぼ一致する平均値となる。

単純な平均値のワナのような気もするが、ともかく「花粉症が基の効率減による損失額は単純平均では5949円、実質的な平均は3500円程度」と考えれば良いだろう。

花粉症による効率減で生じる損失は、「一日につき」千円札数枚レベルの規模で発生すると花粉症の当事者たちは考えている。実質的にどれほどの損が生じるのかは「心境」ではなく具体的な計測が必要だろうが、仮にこれが改善されれば、経済全体に与えるプラスの影響は計り知れないものになるに違いない。

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