花粉症 国力低下の大問題 7割以上が「効率が落ちる」

2009/02/16 08:20

花粉症イメージ鼻炎薬「コンタック600プラス」などを発売するグラクソ・スミスクラインは2009年1月28日、「花粉症から取り戻したいものに関する意識調査」の結果を発表した。それによると、これまで春に花粉症になったことがある人たちの7割以上が「花粉症によって仕事の効率が落ち、生産性が低下する」と考えていることが明らかになった。もっともお世話になるであろうティッシュについても、半数以上の人が「環境資源の浪費」を挙げており、花粉症が単なる社会現象だけではなく、経済や環境問題の観点においても多大な影響を与えているのではないかという懸念が広まっていることがうかがえる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査は2008年12月24日から25日までの間、これまでに春に花粉症になったことがある20-39歳の男女を対象に行われたもので、有効回答数は411人。男女比はほぼ1対1で、年齢階層比は20-24歳が47人、25-29歳が159人、30-34歳が97人、35歳-39歳が108人。

花粉症にかかったことがある人なら実感しているだろうが、花粉症は実に多くのネガティブな影響を及ぼす。それが自分ひとりならまだしも、流行り病のように(実際そうなのだが)周辺の人たちも一斉に同じ症状を示すため、「これは日本全体で何らかの影響が生じるだろうな」と思ったことがある人は多いはず。そのあたり、つまり「花粉症によって国民レベルで受ける影響にはどのようなものがあるのか」について尋ねたところ、もっとも多かった答えは「仕事の効率が落ちることによる生産性の低下」。実に7割以上の人が同意を示していた。

花粉症で、国民レベルで影響を受けると思うのは?
花粉症で、国民レベルで影響を受けると思うのは?

あくまでも「思う」であり、実際にそれらの影響が生じたか否かを計測した結果ではない。しかし過去に花粉症にかかった経験者たちがその実体験から想定しているのだから、あながち的外れな回答とも言い切れない。もっとも多い「生産性の低下」は(当方=不破も含め)花粉症になった人なら誰しも「絶対ある!」と断言できるようなもののはずだ。

次いで「ティッシュの使用による環境資源の浪費」。鼻にセンをして鼻水の流出を防いだり、流しっぱなしにするのも一つの手だが、前者は端から見たらマヌケだし粘膜部分の圧迫により事態が悪化する可能性は高い。後者は自宅で一人きりの時ならまだしも、社会生活を営んでいる上では不適切。まさに花粉症は「地球にも厳しい」病症なわけだ。

以下「外出がおっくうになることによるレジャー産業の不振」「危機回避能力の低下」「選挙投票率の低下」など、いずれも「あるある」とうなづいてしまうような選択肢が続く。いずれも具体的な数字(どの程度マイナス効果があるか)までは分からないが、少なからぬ損失となっていることは誰の目にも明らかだろう。



花粉症そのものは当事者が急増しており、社会問題化していることは間違いない。ただし、その症状と症状への対策に関する研究・論議・対策がほとんどで、そこから派生する事柄(今回の問いのような「全国レベルで受ける社会的・経済的な影響」)についてはあまり論議・研究がされていない。

一般的過ぎて考える必要すらない、という認識なのかもしれないし、花粉症がここまでクローズアップされてきたことに対し、まだ歴史が浅いからなのかもしれない。いずれにしても、そろそろ多方面から「花粉症」を見つめ直す時期に来ているのではないだろうか。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー