平均1万5451円…幼児の最新お年玉実情(最新)

2022/12/28 03:01

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2022-1224毎年この時期になると子供達が皮算用を始め、大人達がそろばん勘定で頭をかかえるのがお年玉について。世間一般として子供達はどれぐらいの額のお年玉をもらっているのだろうか。学研教育総合研究所が発表している白書シリーズから、幼児(幼稚園児・保育園児)に関する最新のお年玉実情を確認していくことにする(【学習教育総合研究所】)。

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今調査は2022年9月2日から6日にかけて幼稚園児・保育園児の子供を持つ保護者の中から抽出した人を対象に、保護者付き添いのもとで幼稚園児・保育園児自身が回答するように依頼したもの。幼稚園児と保育園児の4-6歳が対象で、各年齢で幼稚園児・保育園児それぞれ男子100人と女子100人ずつとその保護者(計1200組)の回答が集まったところで調査を終了している。調査協力はクロス・マーケティング。

次に示すのは2022年の正月において、幼稚園児・保育園児がもらったお年玉の総額に関する実情。対象となる幼稚園児・保育園児がもらった額全体の平均額で、しかももらっていない人も合わせての計算となるので、具体的にこの属性の子供が一人の大人からどれぐらいの金額をもらっているかまでは分からない。

↑ 2022年のお正月にもらったお年玉の総額(幼稚園児・保育園児、円、属性別)
↑ 2022年のお正月にもらったお年玉の総額(幼稚園児・保育園児、円、属性別)

幼稚園児・保育園児全体のお年玉の平均総額は1万5451円。男子より女子の方が713円多いのは、たまたまの偶然なのか、それとも女子の方がお年玉の金額決定の際にプラスとなる要素があるのだろうか。

年齢別では傾向のようなものは見られない。幼稚園児・保育園児の段階では、年齢の違いによってお年玉の額を変える配慮のようなものは無いようだ。

一方、お年玉が一切なかった幼稚園児・保育園児も少なくない。

↑ 2022年のお正月にもらったお年玉の総額(小学生、無しの人の割合、属性別)
↑ 2022年のお正月にもらったお年玉の総額(小学生、無しの人の割合、属性別)

全体では11.0%と1割強がお年玉をもらっていない。男女別では男子の方が多く、年齢別では低年齢ほど多い傾向がある。「お年玉が無い」についての具体的説明は白書では語られていないが、金銭以外の物品でもらった、親族などからのお年玉は直接保護者の手元に渡って管理されるために本人はもらったとの認識が無い、もらえなかった・もらう機会が無かったなど、多様な可能性が考えられる。

特に最後のもらえなかった・もらう機会が無かったについては、新型コロナウイルスの流行で他人との接触機会が極力避けられている実情をかんがみれば、十分ありうる話ではある。ちなみに新型コロナウイルス流行前の2019年調査ではお年玉が一切なかった幼稚園児・保育園児は8.5%で、新型コロナウイルスの流行による影響が数%ポイント生じている可能性があると推測することができよう。


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