食料品は軟調、衣料品は季節商品鈍いが住関品は行楽需要関連商品などが好調…2022年7月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス1.8%

2022/08/24 02:00

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チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2022年8月23日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2022年6月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2022年7月は新型コロナウイルスの新規感染者数増加に伴い内食化需要が活性化する動きを見せたが食料品の動きは鈍く、衣料品は季節商品の動きが鈍かったものの、住関品は行楽需要関連商品の需要拡大の影響で堅調となった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス1.8%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の56社・10838店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で26店舗減少、前年同月比で1007店舗減少している。売場面積は前年同月比89.1%となり、10.9%の減少。売場面積あたりの売上額は前年同月比でプラス10.1%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で算出されている。

■総販売額……1兆1147億8823万円(前年同月比101.8%、△1.8%)

・食料品部門……構成比:69.4%(前年同月比99.8%、▲0.2%)

・衣料品部門……構成比:5.7%(前年同月比99.9%、▲0.1%)

・住関品部門……構成比:18.6%(前年同月比107.6%、△7.6%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比87.1%、▲12.9%)

・その他…………構成比:6.1%(前年同月比111.3%、△11.3%)

※販売金額には消費税額は含まず

内食需要軟調。
衣料品は季節物軟調。
住関品は行楽系中心に好調。
農産品は玉ねぎ、人参、大根、トマト、きゅうり、枝豆、とうもろこし、カット野菜、カットサラダなどの動きはよかったが、じゃがいも、キャベツ、レタス、ミニトマト、ほうれん草、きのこ類などが不調。果物ではすいか、桃、ぶどう、りんご、メロン、バナナ、カットフルーツなどの動きはよかったが、梨、さくらんぼ、アボカド、シトラス類などが軟調。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になっている。

畜産物は牛肉と豚肉、鶏肉すべてが不調。鶏卵も不調だが加工肉はそこそこ。精肉の好調さに関しては堅調さが続いており、消費性向的に肉食へのシフトが起きていると考えられる。今回月は前年同月からの反動が影響しているのだろう。

水産品は刺身盛り合わせ、かつお、うなぎ、冷凍魚、漬魚、塩鮭、干物、ちりめん、海藻類などの動きはよかったが、刺身、まぐろ、丸物、たこ、サーモン、切身、魚卵、あさりなどの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、揚げ物、中華、焼き鳥、焼き物は好調。要冷惣菜は、和惣菜は軟調だが洋惣菜は堅調。弁当、寿司は堅調。その他の食品では飲料、乳酸菌飲料、機能性飲料、ヨーグルト、プリン・ゼリー、食用油、冷凍食品、アイスクリーム、乾麺、涼味麺、和風調味料、豆腐、レトルト食品、パン類、キャンディ、半生菓子、洋菓子、ビールなどは好調だったが、米、乳製品、パスタ、ピザ、インスタントコーヒー、カップ・袋麵、水物、チョコレート、米菓、佃煮、納豆、漬物、酒類などの動きは鈍かった。

衣料品ではフォーマルスーツ、セットアップ、スラックス、半袖ドレスシャツ、半袖カジュアルシャツ、ショートパンツ、フォーマル、ブラウス、Tシャツ、レギンスパンツなどが堅調。

住関品では日用雑貨品はランドセル、カードゲーム、ラップ・ホイル類、パラソル、行楽用品、ウェットティッシュ、マグボトル、台所消耗品、ゴミ袋、ポリ手袋などの動きは好調だが、ペーパー類、玩具、文具、雑誌・書籍、ぬいぐるみ、線香・ローソク、たばこなどが伸び悩み。家電製品では冷蔵庫、扇風機、サーキュレーター、洗濯機、クリーナー、炊飯器、照明などが堅調だが、調理家電、電球・管球などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、カウンセリング化粧品、解熱鎮痛剤、UV関連、オーラルケア、ヘアケア、除菌ジェル、ハンドソープ、シャンプー、制汗剤、衣料用洗剤・柔軟剤、冷感マスクなどの動きがよく、メンズスキンケア、入浴剤、住居用洗剤、殺虫剤、防虫剤は軟調。

「その他」項目は前回月から続くで堅調さを見せ、プラス11.3%。サービスはマイナス12.9%と軟調。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われているのが実情で、その通りの結果となってしまったようだ。

今回月となる7月は6月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があり、新規感染者数が増加しており、人々の行動意欲は頭を押さえられつつある。次回月の2022年8月は7月と比べ新規感染者数はさらに増加の動きを示している。他方、気温が高くなっており、人々の行動活性化はさらに推し進められているはず。食料品は前年同月の影響もあって軟調、衣料品や住関品はそこそこの値を示すかもしれない。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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