平均1377万円…保護者が想定している子供の教育資金総額(最新)
2022/03/26 02:51


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今調査の調査要綱は先行記事【子供のインターネットやSNSの利用に不安を感じる保護者は約7割(最新)】を参照のこと。
次に示すのは調査対象母集団のうち未就学時の保護者を対象に、自分の子供が小学生から社会人になるまでにどれぐらいの教育資金が必要になるかを尋ねた結果。平均の予想金額は1377万円だった。

↑ 子供が小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金(未就学児の保護者対象)(2022年)
最多回答属性も平均予想金額が含まれる1000-1400万円台で34.2%と1/3強。次いで2000-2400万円台の21.0%、500-900万円台の13.2%が続く。保護者自身における、子供にどの程度の教育を受けさせるつもりなのかの思惑が、金額にそのまま表れている感はある。300万円未満が6.5%いる一方で、3000万円以上も8.5%いる実情は、色々と考えさせられるものがある。300万円未満については予想に関して何か勘違いをしているかもしれないが。
この平均予想金額について、経年推移を見たのが次のグラフ。

↑ 子供が小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金の平均額(未就学児の保護者対象、万円)
調査開始の2014年時点では1229万円だったが、それ以降はしばらく下落、2017年からは上昇し、1300万円台をつける形に。ところが2021年には100万円以上の下落を示している。この落ち込み方について報告書では新型コロナウイルスの流行による景況感の後退を受け、財布のひもが締まったのではと推測している。直近の2022年では大きく持ち直して1300万円台を回復したのは、新型コロナウイルス流行という社会状況の長期化による慣れが影響したのだろう。
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