シニアが若者に勧めたい・若者自身が取り組みたい資産形成の違い(最新)

2022/02/15 03:01

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2022-0204何かのイレギュラーな事象に備えて、あるいは将来のために、人は蓄財をする。その蓄財を効率化する方法が資産形成。どのような方法が望まれるのだろうか。シニアがこれから蓄財をするであろう若年層に勧めたい方法と、若年層自身が取り組みたい方法の相違について、大和ネクスト銀行が2022年1月18日に発表した「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査2022」の内容から確認する(【「シニアが考える若年層イメージ」と「若年層の実態」に関する調査2022】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【シニアが抱く若年層のイメージと若年層が自覚しているもの、そのギャップの実情(最新)】を参照のこと。

すでに資産形成を終え、その資産を消費する状況であろうシニアに、これから資産形成をする若年層に勧めたい方法を尋ねたところ、トップには「円預金」がついた。43.4%の回答となっている。

↑ シニアが若年層にお勧めしたい資産形成方法(複数回答、上位陣)(2021年)
↑ シニアが若年層にお勧めしたい資産形成方法(複数回答、上位陣)(2021年)

現行の金利ではほとんど利子がつかずに額面そのままで預金額が維持されることになるが、それでもシニアは「円預金」を勧めている。過去の高金利時代の印象が残った上での回答なのか、それとも他の資産形成方法ではリスクがあるので、結局は一番リスクが低い「円預金」が一番という結論なのかもしれない。

次いで「貯蓄性のある保険」が30.6%。保険の効用もあり、貯蓄もできるという一挙両得の方法で、資産を形成しながら健康面での金銭上の安心も得られる。よいものだったという実体験の上での回答も多いのだろう。

続くのは「財形貯蓄」で29.8%。会社の福利厚生制度の一つで、給与から一定金額が自動的に天引きされて積み立てられるというもの。ゆうちょ銀行の定額貯金と似ているが、税制上の優遇措置があり、給付金も得られるというメリットがある。そして「確定拠出年金」(日本版401k)が20.0%で続く。

上位陣はいずれも手堅い、リスクの低い方法ばかりで、「株式投資・日本株」は第6位、15.0%でしかない。

一方若年層自身が取り組んでみたいと考えている資産形成方法はどうだろうか。

↑ 若年層が今後取り組みたい資産形成方法(複数回答、上位陣)(2021年)
↑ 若年層が今後取り組みたい資産形成方法(複数回答、上位陣)(2021年)

トップは「円預金」で43.6%。他の方法と比べて群を抜いた値となっている。単純に安全で確実だからというのみならず、他の資産形成方法をよく知らないので、とりあえず銀行に預けておきたいといった発想もあるのかもしれない。

次いで値はかなり落ちるが「株式投資・日本株」が18.0%、「投資信託」が16.6%、「株式投資・外国株」が11.0%と続く。株式投資も投資信託も資産形成方法としては非常にメジャーで利用ハードルも低い。それなりの知識がないとリスクも大きいが、魅力的な方法と見えるに違いない。また上位陣として、昨今見聞きすることが多い「仮想通貨」「FX投資」などの姿も確認できる。

シニアのお勧めと若年層自身の望みの相違を見ると、「円預金」がトップなのは双方同じだが、それ以降ではシニアは手堅い、リスクが低い方法を選んでいるのに対し、若年層はチャレンジブルな、ハイリスクハイリターンな方法を選んでいるように見える。現時点で手元にある資産額によって、それを損なわないような安定を望むか、失ってもよいので挑戦的な選択をするかの違いが、資産形成方法の選択にも表れているのかもしれない。


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