ソーシャルメディアは情報取得のためにどこまで使われているのかを国別で比較してみる(2017-2020年)(最新)

2021/02/09 05:08

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2021-0127先行記事【新聞、テレビ、携帯、インターネット…世界では情報取得のためにどれほど使われているのだろうか(2017-2020年)(最新)】において、情報取得のために使われているツールの違いに関する国毎の相違を、世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】の公開データを基に確認した。今回はその記事では除外していた、ソーシャルメディアでの情報取得の実情を見ていくことにする。

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今調査「World Values Survey(世界価値観調査)」に関する概要、調査要項などは先行記事の【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度】を参照のこと。

次に示すのはソーシャルメディアを用いて国内外の情報を取得しているか否かの割合。「用いる」であり、サービス入会・アカウント取得をしているか否かは問われていない。そして利用頻度に関して「毎日」「週一」「月一」「月一未満」「全然用いない」「分からない」のいずれか一つを選んでもらうことになる(結果として「無回答」もありうる)。その上で、一定程度以上の利用頻度に該当する(定期利用)ものとして「毎日」と「週一」を足し、ほとんど使わないに値するものとして「月一未満」と「全然用いない」を加算し、ぞれぞれの該当率とする。

なお今回取り上げる設問については現在集計中らしく値が非開示となっている、あるいは元から設問が用意されていない可能性がある国が複数確認できる。またソーシャルメディアの定義については設問で「Facebook, Twitter, etc.」との説明があり、FacebookとTwitterは確実だが、それ以外にも回答者自身がソーシャルメディアと認識できるサービスすべてが該当する(日本ならばLINEも多分に含まれるだろう)。

↑ 国内外の情報を取得する際にソーシャルメディアを週一以上で使っている(2017-2020年)
↑ 国内外の情報を取得する際にソーシャルメディアを週一以上で使っている(2017-2020年)

↑ 国内外の情報を取得する際にソーシャルメディアを使うことは月一未満である(2017-2020年)
↑ 国内外の情報を取得する際にソーシャルメディアを使うことは月一未満である(2017-2020年)

ソーシャルメディアを実質的に定期利用している国としてもっとも高い値を示したのはトルコ。76.7%の人が該当している。次いでイラン、コロンビア、香港、中国、イラク、タイ、アメリカ合衆国。ここまでが6割超え。特にトルコでは3/4の値を示しており、同国の色々な事情(特にインターネット上の情報に対する規制関連)が透けて見えてくる。

日本では36.1%。ソーシャルメディアを使っている人そのものが他国と比べれば少ないこと、ソーシャルメディアを情報取得ツールとして認識していない・利用していない人が多分にいることが、値の低さを示す結果を導いているといえよう。もっとも韓国も37.5%と日本同様に低い値なのは意外ではある。コミュニケーションツールとしての認識・利用が強いのかもしれない。

当然、月一未満の人の値は定期利用者の値の序列とは真逆のような形となる。もっとも高い値はエジプトの63.1%、ドイツの62.4%、ロシアの59.1%、そして日本の58.6%。トルコでは18.7%に留まっている。

今件はあくまでも「情報取得の手段としてソーシャルメディアを使うか」との問いであり、回答者が単なるコミュニケーションを情報手段とは認識していなければ、たとえソーシャルメディアを多用していても該当しないと回答することになる。その意味では、今件の結果はソーシャルメディアそのものの利用状況を意味しない。

とはいえ、ソーシャルメディア普及の実情の一面を知る上では、貴重な結果には違いない。


■関連記事:
【主要ソーシャルメディアなどの利用状況の変化】
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【「知人との交友」「情報探索」「暇つぶし」がメイン…ソーシャルメディアの利用目的(最新)】

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