「明日国政選挙が実施されるのならどの党に投票するか」をグラフ化してみる(2017-2020年)

2021/02/07 05:37

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2021-0127世界規模で国単位の価値観を定点観測している【World Values Survey(世界価値観調査)】では多様な国の多数の調査結果が公開されている。今回はその中から日本にスポットライトを当て、調査当時の支持政党の実情を確認する。日本で調査が行われたのは2019年9月だが、その時に支持を集めていたのはどの政党だろうか。

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今調査「World Values Survey(世界価値観調査)」に関する概要、調査要項などは先行記事の【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる】を参照のこと。

次に示すのは調査時点において、仮に翌日国政選挙があるとしたら、どの政党に投票するかを尋ねた結果。あくまでも2019年9月の時点での話なので、党名は同じでも現在は存在しない政党があることに注意(国民民主党と立憲民主党が該当)。

↑ 明日国政選挙が行われるとしたらどの党に投票するか(日本、属性別)(2019年)
↑ 明日国政選挙が行われるとしたらどの党に投票するか(日本、属性別)(2019年)

第一印象として「投票対象無し」「分からない」など特定大手政党を対象としていない値が非常に大きいことが挙げられる。両者などの灰色系統色を合わせると全体では4割台、16-24歳では6割を超えてしまっている。

特定大手政党を対象とした意見としては、自由民主党が一番多く全体では31.7%、次いで立憲民主党が9.2%、日本維新の会の6.3%が続く。

年齢階層別に見ると、若年層ほど「投票対象無し」「分からない」などが多く、55歳以上で急にはっきりとした形での支持政党の値が増えていく。しかし65歳以上でも3割近くが「投票対象無し」「分からない」などと答えているのが実情。また、高齢層ほど立憲民主党の値が増え、55歳以上では自由民主党に次ぐポジションを占めるようになるのが印象的。特に65歳以上では16.7%もの値を示している。また65歳以上では日本共産党も5.7%と大きく伸びているのも印象的。

高所得者ほど特定の政党を支持するようになるのでは、との話は選挙のたびに聞かれる与太話だが、少なくとも今調査の限りではそのような動きは見られない。逆に低所得者ほど特定政党を支持するといった動きもない。

実際の選挙では「投票対象無し」は多分に投票そのものをしない可能性が高いが、「分からない」は浮動票的な動きを示す。その浮動票が全体で2割近く、特に若年層に多いのは注目に値すべきだろう。

他方、特定大手政党を対象とした意見でなければ投票そのものを行わない可能性があり、またどのような投票行動を示すか推測が難しいので、精査をしても意味はあまりないとの意見もある。そこで「投票対象無し」「無回答」「分からない」を除いて再計算をした結果が次のグラフ。

↑ 明日国政選挙が行われるとしたらどの党に投票するか(日本、投票対象無し・無回答・分からないを除外して再計算、属性別)(2019年)
↑ 明日国政選挙が行われるとしたらどの党に投票するか(日本、投票対象無し・無回答・分からないを除外して再計算、属性別)(2019年)

全体では55.9%が自由民主党、次いで立憲民主党が16.2%、日本維新の会が11.1%、公明党が6.5%、日本共産党が5.8%となる。年齢階層別では16-24歳層で日本維新の会がかなり値を伸ばしているが、おおよそ若年層ほど自由民主党の値が高くなり、高齢層ほど落ちていく。逆に立憲民主党はおおよそ若年層ほど低く、高齢層になるに連れて値を伸ばす。65歳以上では実に22.9%の値を示している。

所得区分別では傾向だった動きは無し。ただ、中所得層では立憲民主党や日本共産党が値を伸ばす傾向があるようだ。逆に高所得層では両党とも値が伸び悩んでいるのは興味深い。



あくまでも今件は2019年9月時点での話。しかしながら各政党の実質的な政党支持率が詳細な形で把握できるのは興味深い話。世界価値観調査の公開データベースでは他にも多様な属性区分(例えば就業状態や最終学歴、都市部在住か地方在住かなど)で実情を確認できる。興味がある人はチェックをお勧めしたい。


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