定額見放題サービス利用者の選択対象の実情をグラフ化してみる(最新)

2020/06/15 05:15

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2020-0608AmazonプライムビデオやNetflix、Huluなど、期間単位で一定料金を支払えば所定の動画集の中から好きなだけ閲覧ができる、動画の定額見放題サービス。有料図書館の利用サービスのようなものだが、その魅力は用意されている動画ならば何度でも繰り返し閲覧でき、定額支払い分以上の料金負担を気にしない点にある。他方、他社サービスに顧客を奪われないよう、各社とも提供動画の充実や操作系の改善などを常に推し進めている。今回は日本映像ソフト協会が2020年5月27日付で発表した、日本の映像ソフト協会そのものやソフト関連の実地調査結果を絡めた白書【映像ソフト市場規模及びユーザー動向調査】の最新版「概要」を基に、定額見放題サービスを利用している人の、利用サービスの選択実情を確認する。利用者は具体的にどのサービスを利用しているのだろうか。また、単独のみのサービスを利用しているのか、あるいは複数サービスを併用しているのだろうか。

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今調査は2020年1月にインターネット経由で実施されたもので、調査対象は16-69歳。一般調査は1500人、有料動画配信の内情調査は1300人を対象としている。いずれも男女・年齢・インターネットの利用状況に関するウェイトバックがかけられており、調査対象母集団の属性に関する偏りは最小限に抑えられている。

次に示すのは定額見放題サービスを利用している人に、具体的にどのサービスを利用しているかを尋ねた結果。単独のサービスを使っている人もいれば、複数を利用している人もいる。

↑ 定額見放題サービスの利用配信事業者の重複状況(2019年)
↑ 定額見放題サービスの利用配信事業者の重複状況(2019年)

Amazonプライムビデオのみの単独利用者は36.2%、Netflix単独は7.8%、Hulu単独は4.3%。CATV局が提供している独自のVOD(ビデオオンデマンド。この場合は定額で用意された動画から好きなものを選んで視聴できる仕組み)が13.3%。CATV局によって仕組みは異なるが、大抵はCATVそのものやテレビ、さらには電話などとのセットで料金が安くあがる仕組みが用意されているため、利用者が案外多い。

一方併用している事例を見ると(グラフには公開資料の中から一定以上の比率の選択肢のみ具体的に表記)、Amazonプライムビデオに加えて他社サービスを利用するというパターンが多い。NetflixとHuluだけでも5.7%に達している。

定額見放題サービスとして知名度が高いNetflixやHuluだが、実際の利用者はさほど多くはないようだ。例えばNetflixでは単独7.8%+Amazonプライムビデオとの組み合わせ6.1%+その他のサービスとの組み合わせ2.8%となり、16.7%でしかない。その他諸々を加えても2割前後だろう。一方でAmazonプライムビデオは、グラフ上での数字を単純加算しただけですでに48.0%。恐らく実情は半数を超えているだろう。

利用ハードルの低さや提供動画の多さがあるとはいえ、Amazonプライムビデオの実力を改めて思い知らされる話には違いない。


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