あおり運転の恐怖と対応策事情、ドライブレコーダーが最適解との認識は7割強(最新)

2019/12/12 05:06

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2019-1130最近の交通事情で高齢者の事故とともによく見聞きするのが、あおり運転。実のところあおり運転という言葉そのものは道交法では直接定義はされていないが、【JAFの解説ページ】によると「前方を走るクルマに対して進路を譲るように威嚇したり、追い回したり、嫌がらせをするなどの悪質かつ危険な行為」と説明されている。要は自動車を用いたオラオラ行為とでも表現すればよいのだろうか。今回はソニー損害保険が2019年11月28日付で発表した、カーライフの実態に関する調査結果の最新版となる2019年版を基に、あおり運転に関する実情を確認していくことにする。

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今調査の調査要項は先行記事【車の負担、もっとも重く感じられるのは車検・点検費(最新)】を参照のこと。

最初に示すのは車社会で過ごす中で最近恐怖を感じたことについて。「最近」の定義はされておらず、回答する人の受け取ったニュアンスでの期間となる。また、自分が体験したことだけでなく、テレビや新聞、インターネットなどによる伝聞で認識したことも対象となる。

↑ 車社会で過ごす中で最近恐怖を感じること(実体験に限らず、複数回答、上位陣)(2019年)
↑ 車社会で過ごす中で最近恐怖を感じること(実体験に限らず、複数回答、上位陣)(2019年)

最上位についたのは「あおり運転による事故」で64.5%。大体3人に2人が恐怖を覚えている。次いで「ブレーキとアクセスの踏み間違いによる事故」「高齢者・高齢運転者との事故」が続く。「飲酒運転による事故」「スマホなどのながら運転による事故」よりもあおり運転や高齢者・高齢運転者との事故が上位につく結果は、車社会の実情を再認識させてくれる。

それではあおり運転について、どのような対処法が効果があると思われているだろうか。実効果がある無しではなく、回答する人が効果ありと認識しているものを答えてもらったのが次の結果。

↑ あおり運転の対策として効果があると思うもの(複数回答、上位陣)(2019年)
↑ あおり運転の対策として効果があると思うもの(複数回答、上位陣)(2019年)

最上位についたのは「ドライブレコーダーの設置」で73.0%。「車間距離を広く取る」「余裕のある車線変更などを行う」「無理な割り込みをしない」など直接回避をする対策と違い、ドライブレコーダーは設置しても直接あおり運転を避ける効果はほとんどなく(ドライブレコーダー設置の貼り紙などを車体に貼っても、あおり運転をしてくる側がそれを目に留め、あおり運転を止めるかどうかは疑わしい)。むしろ何らかのトラブルが実際に発生した時に自分の正当性を証明してくれる保険のようなもの。あくまでも事後対応策であり、あおり運転そのものを減らす直接的な効果は期待できない。

それでも対策として多くの人が挙げているのは、ここ数年でドライブレコーダーが普及し始め、その記録によってあおり運転で被害を受けた側の正当性が認められる事例が多々伝えられているからだろう。

それではそのドライブレコーダーにはどのような機能が求められているのか。実際に自家用車にドライブレコーダーを設置している人に、選択時の重視点を尋ねた結果が次のグラフ。

↑ ドライブレコーダーを選ぶ際に重視した点(ドライブレコーダー設置者限定、複数回答)
↑ ドライブレコーダーを選ぶ際に重視した点(ドライブレコーダー設置者限定、複数回答)

もっとも多くの人が挙げていたのは「画質がよい」で50.5%。あおり運転をされた証拠となりうる場面を録画していても、画質が悪ければ判断が難しくなるかもしれない。同様の考え方として「夜間映像記録可能」「前後映像記録可能」「全方位映像記録可能」などが上位を連ねている。要は肝心な時に役立つものでなければ、何の意味もないということだ。

「駐車監視機能」とは搭載した自動車が運転中の時だけでなく、停止中、エンジンを切った状態でも録画を続ける機能。駐車中にいたずらをされたり、他の車にぶつけられた場合でも、録画があれば泣き寝入りをせずに済む。

無論これらの機能は実装されているものほど高額になる。しかしながら万が一の時に保険としての役割を果たすことを考えれば、支払うだけの価値はある機能に違いない。


■関連記事:
【自動ブレーキとドライブレコーダーの搭載実情をグラフ化してみる(最新)】
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