1か月に1冊も本を読まない人は46.1%

2019/10/31 05:23

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2019-1030文化庁は2019年10月29日、平成30年度分の「国語に関する世論調査」の結果を発表した。今発表内容は概要ではあるが、日本の国語の理解や意識の現状を確認できる、興味深いデータが多数盛り込まれている。今回はその中から、読書に関する調査項目をいくつか確認していく。世間一般では読書はどの程度行われているのだろうか(【平成30年度「国語に関する世論調査」の結果について】)。

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今調査は2019年2-3月に全国16歳以上の男女に対して個別面接調査方式で行われたもので、有効回答数は1960人。調査対象の抽出方式や属性別構成比は非公開。

次に示すのは普段1か月あたりどれぐらい本を読むかを尋ねた結果。本に関する定義は特に示されていないが、別の設問で「紙の本・雑誌・漫画も電子書籍も読まない」との表記が見られることから、今設問では該当しないものと考えられる。要は紙媒体の書籍のみの話となる。

↑ 1か月に大体何冊くらい本を読むか(2019年)
↑ 1か月に大体何冊くらい本を読むか(2019年)

1-2冊は37.6%、3-4冊が8.6%、5-6冊が3.2%、7冊以上も3.2%。合わせて52.6%は月に1冊以上本を読んでいる。一方で47.3%は1冊も本を読んでいないと回答している。

経年推移を見ると多少のぶれはあるものの、大きな変化は生じていない。この10年間にインターネットの普及や電子書籍の市場拡大など、本を読む行為に直接影響を与える環境の大きな変化が生じているが、本を読む度合いに違いは生じなかったようだ。

それでは人がもっとも読書すべき時期はいつ頃だと認識されているのだろうか。こちらは本ではなく読書と表記されていることから、紙媒体の書籍だけでなく電子書籍も含めた、全般的な本を読むことを意味する読書と解釈してよいだろう。

↑ 人がもっとも読書すべき時期はいつ頃だと考えているか(2019年)
↑ 人がもっとも読書すべき時期はいつ頃だと考えているか(2019年)

具体的時期の中で最多意見は10代の40.7%、次いで9歳以下の18.8%。合わせて59.5%は20歳に至るまでに読書を積極的にすべきであると考えている。20代でも8.7%回答した人はいるが、30代以降はそれぞれの属性で3%にも満たない。要は若いうちにどしどしと読書をしておくべきだとの認識が多数を占めているということ。

一方で、年齢など関係なくいつでも読書をすべきであるとの考えの人は21.8%、真逆で否定的な見方から「特にそういう時期はない」との意見も3.3%いる。

これもまた実のところは個人の考え方次第。もっとも読書で得られた知識がそれ以降の生活に役立つ可能性、さらには年齢による記憶の柔軟性の度合いを考えると、若年層のうちには積極的に読書で知識を会得しておく方がお得には違いない。


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