アメリカ合衆国の子供達の親友事情をグラフ化してみる(最新)

2019/02/02 05:18

2019-0123単なる近所付き合いのある人、同じ学校の同級生というだけでなく、長い時間をともに過ごし心から打ち解け合う立ち位置にある相手を「親友」と呼ぶことがある。英語では「close friend」と表記するこの関係の友達が、アメリカ合衆国の子供達において、どのような属性で存在しているのだろうか。その実情を同国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年11月28日に発表した調査報告書【Teens’ Social Media Habits and Experiences】から確認していくことにする。

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今調査の調査要綱は先行記事の【アメリカ合衆国の子供達は普段からどのようなことをソーシャルメディア上に投稿しているのだろうか(最新)】を参考のこと。

次に示すのは各属性別に、該当するパターンの親友がいるか否かを答えてもらい、いるとした人の割合。親友がいなくても友達はいることが考えられるので、今件の結果に該当しない人はそのパターンの友達が皆無というわけでは無い。なお親友に関する具体的な解説は無いので、回答者が親友と判断したポジションの存在がいるか否かとなる。また、いる場合の人数は問われていない。

↑ 該当する属性の親友がいる(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、属性別)(2018年)
↑ 該当する属性の親友がいる(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、属性別)(2018年)

全体では学校内に親友がいる人は87%。他方、恐らくは多分に学校内の親友とだぶることになるが、異性の親友がいる人は61%。インターネット上で初めて知り合った親友は15%(その後リアルで対面したか否かは問われていない)。

男女別ではほとんど差異は無い。回答者の人種別では学校内の親友は白人が最も多く、異性の親友は黒人が多いものの、インターネット上で初めて知り合った親友は一番少ない。一方でヒスパニックは学校内や異性の親友は人種間では一番少ないものの、インターネットで初めて知り合った親友はもっとも多い19%となっている。人種別の付き合い方の傾向の違い、あるいは親友の判断の仕方の違いが見えて興味深い。

年齢階層別では学校内以外では年が上の方が値が高い。インターネットを利用する機会が増えた、異性を意識するようになったからだろうか。

世帯年収別では高世帯年収ほど学校内の親友が多く、インターネット上で初めて知り合った親友が少ないという結果が出ている。リッチな家の子供ほど、リア充になりやすいというあまり笑えない結果とも評価できる(異性の親友ももっとも高世帯年収の層が一番値が高い)。

保護者の学歴別では学校内や異性に関する傾向は見当たらない。その一方でインターネット上で初めて知り合った親友は低学歴ほど高い値を示す。これは保護者の学歴そのものが影響しているというよりは、それと深いかかわりあいのある世帯年収が影響していると解釈した方が道理は通りやすいだろう。


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