アメリカ合衆国の子供達は普段からどのようなことをソーシャルメディア上に投稿しているのだろうか(最新)

2019/01/29 05:15

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2019-0116インターネットの浸透とそれを用いたソーシャルメディアの普及に伴い、人々の生活様式は大きな変化を遂げている。影響を受けているのは大人に限らず、子供達もまた同様で、大人達から見ればかつての子供時代ではありえなかった、想像もできなかった状況下での日々を過ごしている。今回はアメリカ合衆国における子供達が、ソーシャルメディアを使って普段からどのような投稿をしているかについて、同国の民間調査会社Pew Research Centerが2018年11月28日に発表した調査報告書【Teens’ Social Media Habits and Experiences】から確認していくことにする。

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今調査は2018年3月7日から4月10日にかけてアメリカ合衆国に在住する13-17歳の男女に対してインターネット経由および電話による通話で実施されたのもので、有効回答数は743人。国勢調査などの結果に基づきウェイトバックが行われている。なおソーシャルメディアの利用者は720人。

子供達は普段からソーシャルメディアにどのような事柄を投稿しているのだろうか。内容面の区分でいくつかの選択肢を提示し、当てはまるものを複数回答で答えてもらった結果が次のグラフ。もっとも多いものは自分の実績や成果などで49%となった。

↑ 普段からソーシャルメディア上に投稿していること(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、ソーシャルメディア利用者限定)(2018年)
↑ 普段からソーシャルメディア上に投稿していること(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、ソーシャルメディア利用者限定)(2018年)

「実績、成果」の具体的な説明は質問票にも報告書にも無いが、例えば完成したプラモデルや料理を披露したり、歌を歌って見せたり、考えた結果をまとめてレポートにしたりなど、色々なスタイルによる披露が考えられる。いわゆるインスタ映え的なものを狙った写真の投稿も該当するだろう。

次いで多いのは家族についてで44%。さらに自分の感情、思ったことが34%、そして日々の生活の内容が22%と続く。多分に身近なこと、感情的な事柄を投稿する傾向があるようだ。

プライベート的な話であろう「個人的問題」は13%。そして宗教的思考、政治的思考は1割前後。年齢を考えれば宗教や政治にかかわる問題をソーシャルメディアに投稿することはあまり無い実情は、それほど不思議な話では無い。

これを男女別・年齢階層別に区分して再集計したのが次のグラフ。

↑ 普段からソーシャルメディア上に投稿していること(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、ソーシャルメディア利用者限定、男女別・年齢階層別)(2018年)
↑ 普段からソーシャルメディア上に投稿していること(アメリカ合衆国、13-17歳、複数回答、ソーシャルメディア利用者限定、男女別・年齢階層別)(2018年)

傾向としては年下よりは年上の方が、男性よりは女性の方が、個々の項目では投稿する人の割合が高くなる。実際、具体的回答値の合計を見ると、男性は13-14歳で143%だが15-17歳では162%、そして女性は13-14歳で163%だが15-17歳では243%となっている。

特に女性は「実績、成果」や家族のこと、「感情、思ったこと」、そして日々の生活(15-17歳のみ)についての回答率が高い。中でも女性の15-17歳は飛び抜ける形で高い値を示している。報告書でも「年上の女性はさまざまなテーマについて投稿する傾向が強い」と説明している。元々男性と比べて女性の方がコミュニケーションを好む傾向があるからなのか、それとも早熟だからなのかもしれない。

他方男性では年上でも年下と比べてあまり値は伸びず、個人的問題や政治的思考では逆に値を落としている。シャイな部分があるからなのだろうか。


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