「日本の経済状態は良好」全体では44%、属性別では?

2018/12/19 05:20

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2018-1209先行記事【経済状態、現状への満足感、子供が成長する頃の経済状態…3つの視点から日本の実情認識をグラフ化してみる】においてアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerの調査【Despite Rising Economic Confidence, Japanese See Best Days Behind Them and Say Children Face a Bleak Future】の結果を基に、日本人が現在の日本について思っていることをいくつかの回答結果から確認した。今回はそれらの項目も含め、経済的な観点での考え方について、属性別に実情を見ていくことにする。

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今調査の調査要綱は先行記事【経済状態、現状への満足感、子供が成長する頃の経済状態…3つの視点から日本の実情認識をグラフ化してみる】を参照のこと。

まずは日本の経済状態は良好だと考えている人の割合。

↑ 日本の経済状態は良好(2018年)
↑ 日本の経済状態は良好(2018年)

男女別では男性の方が圧倒的に多い。他の記事でも言及しているが、女性の方が家計に携わる人が多いのに加え、報道メディアが伝える扇動的な情報を見聞きする機会が多く鵜呑みにしてしまいがちなのが要因の一つとして考えられる。年齢階層別ではきれいに高年齢の方が多く、学歴別では高学歴の方が多い。

興味深いのは世帯年収別。世帯年収による差異は、少なくとも今調査項目に限れば無いという結果が出ている。

続いて将来の個人ベースでの経済状態の見通し。

↑ 子供が成長する頃は今の親より経済状態はよくなっている(2018年)
↑ 子供が成長する頃は今の親より経済状態はよくなっている(2018年)

全体でも同意率は15%でしかないが、これが女性では13パーセントにまで減る。年齢階層別では若年層の方が期待を持っているようだ。こちらも世帯年収別の差異がほとんど見られないのが注目に値する。

最後は個人におけるお財布事情が昔と比べてよくなっているか否か。なお全体値では「悪くなっている」との回答率は41%、「変わりない」が28%、その他・非回答は6%とのこと。

↑ 平均的な人のお財布事情は20年前よりよくなっている(2018年)
↑ 平均的な人のお財布事情は20年前よりよくなっている(2018年)

全体では26%だが男性は30%、女性は22%と、やはり男性の方が高い値を示している。年齢階層別では法則性のようなものは無く、学歴別では高学歴の方が値は低い。世帯年収別ではわずかに高世帯年収の方が多いが、正直なところ誤差の範囲。

全体的な属性別傾向としては、世帯年収別での差異がほとんど無かったのは注目に値する。また、男女別で女性の方が押しなべて値が低い件について、今調査の結果だけでは(報告書内の解説文も併せ)特定できないものの、複数の理由の可能性が考えられる。家計をあずかる立場にいる人が多いので国や社会全体よりも自分自身の家計におけるお金のやりくりを中心に考えてしまう、報道メディアの悲観的な情報に触れる機会が多いなどである。もう少し細かい調査があればよいのだが。


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