世界のスマートフォンやタブレット型端末の市場規模実情をグラフ化してみる(最新)

2018/08/05 04:54

2018-0707ここ数年のインターネットに関連する情勢を大きく変えた要因として、間違い無くトップに挙げられるのはスマートフォンの普及。通信インフラの整備が前提となるが、個人ベースで大量の情報の取得や公開が容易になっただけで無く、音声や映像も自在に操れるようになり、それらの機能を活用した多様なアプリケーションの普及で、利便性は相乗的に大きなものとなる。まさに未来の総合情報端末的なポジションを占める存在が、容易に使える時代となったと表現しても過言では無い。今回は総務省が2018年7月3日付で公開した、2018年版となる最新の【情報通信白書】の内容を用い、世界全体における昨今と近未来のスマートフォン、そしてスマートフォンと比べて大型で利用スタイルが室内寄りではあるが、スマートフォン同様に大きな注目を集めているタブレット型端末の市場規模や出荷台数の実情を確認していく(【発表リリース:平成30年「情報通信に関する現状報告」(平成30年版情報通信白書)の公表】)。

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まず最初に示すのは、世界のスマートフォンの市場の規模や出荷台数の現状と2020年までの予想。2017年までが確定値で2018年以降は予想値。データの一次ソースはアメリカ合衆国の情報調査機関IHS Markitのテクノロジー部局IHS Technologyとなっている。なお出荷台数はあくまでもその年に出荷された台数であり、その時点で利用されている台数では無いことに注意。

↑ 世界のスマートフォン市場規模・出荷台数(2018年以降は予想値、億台・億ドル)
↑ 世界のスマートフォン市場規模・出荷台数(2018年以降は予想値、億台・億ドル)

白書では出荷台数について「2010年から2015年にかけて中国その他アジア市場を中心に大きく増加」「2016年以降は安定的に増加」「新興市場向けを中心に低価格な端末が増加するので金額ベースではほぼ横ばい」と説明している。公開値は2014-2020年の範囲だが、大よそその通りの状況となっている。出荷台数が漸増しているにもかかわらず出荷金額に大きな増減が見られないのは、単価が落ちているのが理由というわけだ。

続いてタブレット型端末。こちらは冒頭での期待感のある話とは異なる現実が見えてくる。

↑ 世界のタブレット型端末市場規模・出荷台数(2018年以降は予想値、億台・億ドル)
↑ 世界のタブレット型端末市場規模・出荷台数(2018年以降は予想値、億台・億ドル)

出荷台数は確定値、予想値合わせ、大よそ右肩下がりの状態。出荷金額も2016年をピークに減少傾向に。この動きについて白書側では「スマートフォンやウルトラブックといった超薄型ノートパソコンなどとの競争から、コンシューマー向けの市場で世界的に低迷が続いている」と説明している。恐らくはこれに加え、スマートフォンの大型化、さらにはいわゆるファブレットと呼ばれるスマートフォンとタブレットの中間的なポジションにある端末がスマートフォンとして発売される機会が増えているのが要因だろう。

日本では子供向けの教材的なポジションとしてタブレット型端末は注目されており、また家庭内での持ち運びが容易で操作画面も大きいインターネット端末としての有益性も示されている。しかしながら必要性の度合いとしては、スマートフォンと比べて相当低いポジションにあるのも否めない。市場動向がその実情を示していると考えれば、今回の結果も納得ができよう。


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