新社会人が思う「よい会社」の判断基準とは(最新)

2018/04/25 05:14

2018-0423毎日長時間にわたり生活の糧となる給金をもらうための就業を行う場となる会社(職場)。単に働くだけで無く、日常生活の上でも多様なつながりを得る場にもなる、大切な存在であることは誰も否定できない。学業を終えて新たに職に就く新社会人は、自分の人生の少なからずをあずける場となる会社(職場)に対し、どのような希望を持っているのだろうか。ソニー生命保険が2018年4月17日に発表した、新社会人に対して行った意識調査の結果から、新社会人の「よい会社」の判断基準を確認していくことにする(【発表リリース:社会人1年目と2年目の意識調査2018】)。

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今調査の調査用件は先行記事【新社会人への「つうこんのいちげき」となる言葉とは!?(最新)】を参照のこと。

次に示すのは調査対象母集団に対して「よい会社」と感じる条件を複数回答で尋ねた結果。上位陣のみをピックアップしている。無論業種をはじめとした就業環境、それぞれの度合い、回答者の認識によるところも少なく無いが、あくまでも一般論、設問の文言からつかみ取れる認識における回答結果となる。

↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)
↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)

もっとも多くの人が「よい会社」だと認識する条件は「職場の人間関係がよい」。58.3%の人が同意を示している。少なからぬ他人が同じ環境下で長い時間を過ごし、やり取りも行われる。そのような環境で、仲違いばかりだったり、いつもピリピリした雰囲気では、まさに針のむしろ状態で仕事をするようなもの。仕事の効率以前の問題で、健康にすら影響を与えうる。

続いて「福利厚生が充実している」で51.9%。「福利厚生」と一言で表現されているが、実際には多様なものが該当する。どれほどのものを望んでいるかは人それぞれだが、例えばドリンクの無料サービス、法定健康診断以外のさまざまな健康サポート、休憩所の設置、美味しい食事を安価で提供する社員食堂、充実した休暇制度、育児や介護支援などが挙げられる。会社側にはコストの上乗せとなるが、就業者には就業時間を過ごしやすくなる、健康の維持が容易となる、余計なストレスをためずに済むようになる、就業し続けることへの不安が減るなど、メリットは多い。そして就業者にとってのメリットは、まわりまわって会社側にもメリットとなる。ここまでが過半数。

続いて「給与が高い」で41.9%、「残業前提の働き方で無い」が36.5%、「能力を高める機会がある」で33.2%、「事業・経営が安定している」が32.8%。企業(職場)の財務的な問題を重要視している一方で、人材を使い捨てにしたいと考えていないならば当たり前の方針が大切だと思われているのも注目に値する。見方を変えれば、少なからぬ企業(職場)でこの基本的な要素が無い、欠けているとも考えられる。

これを男女別で見たのが次のグラフ。

↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)(男女別)
↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)(男女別)

多くの項目で女性の方が回答率は高い。今調査項目は複数回答であるから、女性の方が会社(職場)に求める要望は強いということになる。特に上位陣の「職場の人間関係がよい」「福利厚生が充実している」は男女差が大きく開いている。また「残業前提の働き方で無い」「通勤の便がよい」でも男女差が大きいことから、女性の新社会人は就業時において安寧な時間が過ごせること、就業とプライベートの仕切り分けを明確にしたいとの思惑が男性より強いようだ。

他方「事業・経営に将来性がある」は男性の方が高い値を示している。長きにわたり同一会社(職場)で就業し続けることを前提に考えているのかもしれない(それにしては「事業・経営が安定している」は女性の方が高いのだが)。

ちなみに社会人1年生と2年生で仕切り分けした上で集計するとこのような結果となる。

↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)(社会人としての年数別)
↑ よい会社(職場)だと感じるのはどのような会社(職場)か(2018年、複数回答、上位陣)(社会人としての年数別))

大きな変化は見られない。「福利厚生が充実している」「能力を高める機会がある」「事業・経営が安定している」「柔軟な働き方ができる」である程度大きな差が生じ、社会人1年生の方が高い値を示しているのは、1年間の就業の中である程度慣れ、あきらめが生じたからかもしれない。他方「給与が高い」「通勤の便がよい」で社会人2年生の方が高いのは、やはり1年間の就業で大切さを再認識したからなのだろう。


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