日本の人口推移をグラフ化してみる(国勢調査)(最新)

2018/01/26 05:10

2018-0124日本国内の人口・世帯の実態を把握し、各種行政施策その他の基礎資料を得ることを目的として、1920年以降5年おきに実施されている公的な大規模調査が国勢調査。今回はこの国勢調査の公開値を基に、日本における総人口の推移を確認していくことにする(【国勢調査】)。

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国勢調査では日本に住む日本人(日本国籍保有者)の人数に加え、外国人(日本国籍非保有者)も合せた総人口も収録されている。今回は総人口をベースに各種確認を行う。まず最初に示すのはデータを取得可能な1920年以降、年次確定報の最新値となる2015年分までの日本の総人口の推移。5年おきの調査のため値は5年ごとの飛び飛びとなっているが、グラフの生成の際にはそれらをつなげている。

↑ 日本の総人口推移(人)(国勢調査)
↑ 日本の総人口推移(人)(国勢調査)

↑ 日本の総人口推移(人)(2000年以降)(国勢調査)
↑ 日本の総人口推移(人)(2000年以降)(国勢調査)

もっとも古い値となる1920年時点の総人口は5596万3053人。これが1930年には6000万人、1940年には7000万人を超える。戦中は多少の人口減が生じるも、戦後に入って再び増加に。1970年には1億人を超え、2010年には最大値となる1億2805万7352人を記録。以降は減少に転じ、直近の2015年では1億2709万4745人となっている

これを男女別に見たのが次のグラフ。

↑ 日本の総人口推移(男女別、人)(国勢調査)
↑ 日本の総人口推移(男女別、人)(国勢調査)

戦前はほとんど男女差は無かったものの(男性がやや多かった)、太平洋戦争にかけて男性が減り女性の方が多くなる。戦後に入ってからは女性がやや多い状態が継続し、1990年代以降はその差が開く形となっている。最大値を計上したのは男性が2005年だが女性は2010年。

この状況を分かりやすくするため、総数に占める男女それぞれの比率を算出した結果をグラフにしたのが次の図。

↑ 日本の総人口推移(男女別、総数に占める比率)(国勢調査)
↑ 日本の総人口推移(男女別、総数に占める比率)(国勢調査)

縦軸の最低値が44%、区切りが1%単位なのでさほど大きな差では無いのだが、戦前はむしろ男性の方が多かった状態だった。日中戦争から太平洋戦争にかけて男性数が大きく減るに従い比率も下がり、1945年には女性の数が男性を大きく上回る形となる。

戦後は男女の差は縮まるが女性が多い状態は継続し、1970年代後半からは再び差が開く形で女性比率が大きくなる傾向が生じている。公衆衛生の普及や医学の進歩に伴い寿命が延び、元々長命な女性がより大きな恩恵を受け、結果として長生きしている女性が多くなっているのが実情ではある。



年齢階層別の構成比動向などは【国勢調査に関する他の精査記事】でまとめているので、そちらを参照してほしい。国勢調査は5年ごとの調査のため短期的な動向を推し量るのにはやや粗い形となるが、日本の人口に関する調査としてはもっとも大規模で精密な結果には違いない。長期的な流れを知るのには、国勢調査の動きを確認するのが一番適しているのは言うまでもない。


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