食事時に新聞や雑誌を見たりテレビを見ている人の実情をグラフ化してみる(最新)

2018/02/04 05:11

2018-0111食事時には食事に専念するのが礼儀正しい作法ではあるのだが、テレビを見ながらなどの「ながら行動」も一般化し、あまり作法にこだわるべきでは無いとの指摘もある。今回は総務省統計局が2017年7月14日以降順次結果を発表している2016年社会生活基本調査の結果を用い、食事時の「ながら行動」としてよく知られている、テレビ観賞と新聞や雑誌の閲読などの関係を確認していく(【平成28年社会生活基本調査】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる】を参照のこと。

次に示すのは食事をする際に、対象となる行動をいわゆる「ながら行動」としてしている人の割合。例えば朝食時の新聞・雑誌は男性で2.8%とあるので、全体として朝食をとる男性の2.8%は新聞や雑誌を見ながら食事をしていることになる。なおコンピューターの使用とは、パソコンだけで無くスマートフォンや従来型携帯電話、タブレット型端末などを用いたインターネットの使用も含まれている。食卓にノートパソコンを持ち込んでタイピングをしながら食事をするだけでは無い。

↑ 朝食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)
↑ 朝食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)

恐らくはスマートフォンがメインであろう、コンピューターの使用は男性で3.8%、女性で2.5%。新聞や雑誌は意外に少なく、それぞれ2.8%・1.6%。テレビは多めで2割前後が見ている計算になる。テレビはともかく、コンピューターを使ったり新聞や雑誌を読みながら朝食をとる人はごく少数。

これが昼食となると状況が一転する。

↑ 昼食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)
↑ 昼食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)

昼食時に新聞や雑誌を読んでいる人はほとんどいなくなる。一方でコンピューターを使う人は男性で9.0%、女性で7.2%と大幅に増える。これは平日の職場で昼食をとりながら自分のパソコン端末やスマートフォンを操作する人がいるのが原因。行儀の善し悪しに目ざとい人もいないため、大いにながら活動ができる次第。テレビは朝食時と比べて減るのも多くの人が学校や職場にいるため。

↑ 夕食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)
↑ 夕食時の同時行動者率(2016年、10歳以上、週全体平均)

夕食は多分に自宅でとることになるため、コンピューターの使用は昼食時と比べて低くなるものの、朝食よりは高い値。一人で夕食をとる人もいるためだろうか。他方、テレビを見ながらの人は朝食よりも高くなり、約1/4に。テレビを見ながら夕食をとる人は大よそ4人に1人という計算になる。

食事の際の「ながら行動」は行儀が悪いとの問題に留まらず、注力が分散するために消化が悪くなるとの指摘もある。一方でテレビ閲覧のように今や日常に浸透した様式となったものもある。どのように対処するかは個々の認識に任せるしかあるまい。


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