気になる20代の貯蓄の今と安心できる目標額(最新)

2018/12/06 04:58

2018-1205お金は様々な商品、サービスの価値を数字化した道具で、物価変動や社会情勢の変化を別にすれば、価値をコンパクトに集約し、時間を超えて保全できる利便性を持っている。不測の事態に備え、将来に向けて、貯蓄をしている人も少なく無い。今回はSMBCコンシューマーファイナンスが2018年12月4日に発表した調査結果から、20代における貯蓄の実情を確認していく(【発表リリース:20代の金銭感覚についての意識調査2018】)。

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今調査は2018年10月2日から3日にかけて、携帯電話を用いたインターネット経由で20代男女に対して行われたもので、有効回答数は1000件。男女・20代前半と後半の区切りで均等割り当て。未婚者756人、既婚者244人。調査協力機関はネットエイジア。

まず最初に示すのは、回答時点で貯蓄できているお金。設問では単に「現在貯蓄できているお金はいくらあるか」とのみなので、有価証券や貴金属、不動産の類は該当せず、普通預貯金、定期預貯金のような流動性の高い貯蓄、さらには現金そのものを貯蓄としてしまっている場合(「50万円貯められる」と銘打たれた大型の貯金箱が好例)も合わせた金額と判断する。他方、既婚者の場合は回答者個人名義の貯蓄か世帯全体としての貯蓄かは判断が難しいが、既婚者が「貯蓄できているお金」と尋ねられた場合はおおよそ世帯全体の額面と回答するのが筋と考えられる。

さらに回答者が明確に「貯蓄している」と認識している額に限られることに注意が必要。流動性資金の預け入れ場所として普通預貯金口座を通常使う口座として持ち、半ば貯蓄の場として用いていても、それは貯蓄と判断はされにくいのが常ではある(昨今ではクレジットカードの引き落としとの関連から、通常の口座を充てるのとともに、半ば貯蓄口座としても使うケースが少なく無い)。

↑ 現在貯蓄できているお金(数値入力回答から算出した平均値、属性別、万円)(2018年)
↑ 現在貯蓄できているお金(数値入力回答から算出した平均値、属性別、万円)(2018年)

全体での平均額は116万円。未婚者では104万円で既婚者は153万円となり、50万円近い差が生じている。20代前半の額面が20代後半と比べて小さいのは、多分に学生やパート・アルバイトの人がいるからだろう。就業形態別では当然稼ぎが大きい会社員の方が大きな額となっている。

貯蓄をする目的はトラブルに備えて、何か欲しいものを買うためにの場合もあるが、将来仕事をリタイアして稼ぐ手段が無くなった時の備え、いわゆる老後の備えとしての意味合いもある。それでは仕事をリタイアする年齢までに、貯蓄がいくらあれば安心できると考えているだろうか。

↑ 仕事をリタイアする年齢までに貯蓄がいくらあれば安心できるか(2018年)
↑ 仕事をリタイアする年齢までに貯蓄がいくらあれば安心できるか(2018年)

ゼロでも安心できる人も2.8%いるが、500万円超-1000万円以下で安心できる人は27.0%で一番回答率が高い。そして半数が安心できると判断する額は1000万円。5000万円ならば8割強が安心できるとしている。退職時の退職金を考慮しているか否かは回答者の判断次第だが、この値は一つの目安として覚えておくべきだろう。

ちなみに安心できる貯蓄の平均額は4026万円。安心できる額であり、目標とも言える額である一方で、到達できそうな額とは別の話ではあるが、少なからぬ人にとってハードルが高い話には違いない。


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