アメリカ合衆国にとって現在、そして今後重要なパートナー国は? 一般の人に聞いてみました(最新)
2022/06/14 02:58


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調査概要に関しては今調査に係わる先行記事【アメリカ合衆国の日本への一般人信頼度70%・有識者は96%に(最新)】を参考のこと。
次に示すのはアメリカ合衆国の一般人に対し、「現在重要なパートナー国は次のうちどの国か」「今後重要なパートナー国は次のうちどの国か」に関して、複数回答で尋ねた結果。一般人における各国への認識、信頼、結びつきにおける総合評価的な値と見てよいだろう。要は「今現在この国との付き合いは大切」「今後この国との付き合いは大切になるに違いない」とアメリカ合衆国民がどの国に対して思っているかである。

↑ アメリカ合衆国にとって現在/今後重要なパートナーは(一般人、複数回答)(2021年度)
現在パートナーとの認識度が一番高い対象国はカナダ。49%の人がカナダは重要なパートナーだと考えている。次いでイギリス、フランス、ドイツ、日本と続く。物理的な距離感ではなく、経済的な観点、政治外交面での評価を積み重ねて、その総合点の高い順だと考えれば、納得のいく値ではある。日本のポジションが第5位にあることにショックを受ける人がいるかもしれないが。
一方今後となるとトップはやはりカナダ、そして同値でイギリスが入る。そして第3位は日本。現在ではフランスやドイツより下だった日本だが、今後ではそれらの国を抜いて、カナダやイギリスの次に続く形に。
おおよその国が現在・今後でさほど変わりない順位を示しているが、現状と比べて今後の値が大きな伸びを示している国を見ると、日本以外では中国やロシアのような対峙国において大きな伸びが確認できる。他方、インドやインドネシア、ASEANの伸びは理由を見つけるのが難しい。資源の豊富さがポイントだろうか。
あくまでも今件は一般人の認識であり、アメリカ合衆国の国策を意味するものではない。とはいえ、一般人の代表である議員が国策に携わることを考えれば、まったくの的外れな方向性とも言い難い。色々と考えさせられる結果ではある。
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