高知県ではほぼ5世帯に1世帯が高齢者一人のみの世帯…高齢単身世帯の実情をグラフ化してみる(最新)

2020/08/27 05:25

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2020-0814先行記事【高齢者世帯の実情をグラフ化してみる】で厚生労働省にて発表された年次定点観測的調査「国民生活基礎調査の概況」の公開データをもとに、高齢者世帯(65歳以上の人のみで構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の人が加わった世帯)の実情を確認した。この高齢者世帯の中でも、生活上のリスクの高さが懸念されるのは、高齢単身世帯と呼ばれる高齢者一人だけがいる世帯である。今回はこの高齢単身世帯の実情を確認していくことにする。

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今調査の調査要件および注意事項は、今調査に関する先行記事の【平均世帯人員と世帯数推移をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのは高齢者一人だけが居る高齢単身世帯の世帯数。北海道では40.7と出ているので、北海道全体で40.7万世帯もの高齢者一人だけがいる世帯が存在することになる。

↑ 高齢者世帯(単身世帯限定、万世帯)(2019年)
↑ 高齢者世帯(単身世帯限定、万世帯)(2019年)

地域の人口自体にも多分に影響されることもあり、もっとも多いのは東京都の97.3万世帯。次いで大阪府の62.0万世帯、神奈川県の54.7万世帯が続く。一番少ないのは鳥取県の2.9万世帯。

この値は世帯数そのものであり、その地域の世帯全体に占める割合ではない。東京都のように世帯そのものが多ければ、高齢単身世帯が多くても当然。そこで、各地域別の全世帯数に占める比率を算出したのが次のグラフ。例えば全国では14.2%とあるので、日本の全世帯の14.2%は高齢者が一人だけの世帯となる。

↑ 高齢者世帯比率(単身世帯限定)(2019年)
↑ 高齢者世帯比率(単身世帯限定)(2019年)

いちばん高齢単身世帯比率が高いのは高知県で19.4%。ほぼ5世帯に1世帯は高齢者が1人のみの世帯になる。続くのは鹿児島県の18.2%、それとほぼ同率の長崎県の18.1%。東京都は16.0%、区部に限れば17.0%と高い領域ではあるが、一部でイメージされているような一人身の高齢者ばかりというほどでもない。

やや余談だが、これを男女別に区分したのが次のグラフ。男性よりも女性の方が平均寿命は長いため、女性の高齢単身世帯の方が多く、比率も高いものとなっている。

↑ 高齢者世帯比率(単身世帯限定、男女別)(2019年)
↑ 高齢者世帯比率(単身世帯限定、男女別)(2019年)

高齢単身世帯で最高値を出した高知県は、女性の値が13.9%を示している。つまり7世帯に1世帯近くは女性の高齢単身世帯で占められていることになる。高齢単身世帯で発生しうる問題に関しては、対女性の事案が増えてくるのだろう。


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