据置型と携帯型、子供達のゲーム機を使ったインターネットの利用実情をグラフ化してみる(最新)
2020/06/19 05:18


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携帯型と据置型、それぞれのゲーム機によるインターネット利用
今調査の調査要綱は先行記事【スマホは3割強、タブレット型端末は1/4超…9歳以下のインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと。
最初に示すのは、子供の年齢階層別におけるゲーム機を利用したインターネット利用率。ゲーム機そのものの利用率とは異なる(恐らくはいくぶん低い)ことに注意。なお回答者がいない属性は空欄になっている。

↑ ゲーム機によるインターネット利用率(9歳以下、各年齢階層全体比、年齢階層別・機種別)(2019年)
全体では携帯ゲーム機が15.1%、据置型ゲーム機が6.4%。2倍以上の差異が生じている。全体で携帯ゲーム機でも15.1%との値は低いのでは、との印象を受けるかもしれないが、0-9歳すべて合わせた値であることに加え、ゲーム機をインターネットに接続せずに遊ぶ・許可されない事例も多々あり、それらはカウントされないからに他ならない。
年齢階層別では3歳以外の全年齢階層で携帯型ゲーム機の方が値は高い。6歳あたりから利用率が伸び始めているが、これは小学校に入学するのをきっかけに、インターネットの利用を許可される事例があるからだろう。
ゲーム機のインターネット接続で何をしているか
次に示すのはゲーム機でインターネットに接続をした際に、具体的に何をしているかについて。全体比ではなく、ゲーム機でインターネットに接続した人限定であることに注意。また、ゲーム機利用者全体に占める割合でもない。

↑ ゲーム機によるインターネット利用で何をしているか(9歳以下、該当機種でインターネット利用者限定、複数回答、機種別)(2019年)
ゲーム機でのアクセスである以上、当然ゲームを行う人がもっとも多い。ブラウザゲームなのか、ゲームソフトのインターネット接続による追加仕様なのかまでは今調査では確認ができないが、ともあれゲームをしていることに違いはない。
他方、ゲーム機によるインターネットアクセスでも、動画視聴をする人は2-3割台の人がいるのが確認できる。スマートフォンやタブレット型端末と比べれば比率は低いものの、ゲーム機を使って動画を楽しむ子供達は少なからずいる。また、その他の利用項目も少数ながら回答者がいるのを見るに、スマートフォンなどの代替として、ゲーム機を使っている子供もいるのかもしれない。
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