子供のインターネット利用に保護者はどのような取り組みをしているのだろうか(最新)

2019/06/19 05:20

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2019-0611インターネットは多様な使い道ができる便利極まりないツールだが、同時に多分な危険性もはらんでいる。正しい使い方をしないと痛い目に会うのはどのような道具でも同じことだが、インターネットでは利用することに免許の類は必要なく、利用ハードルも低いため、リスクに触れる可能性も高いものとなる。保護者は自分の子供に対し、リスク回避のためにどのような取り組みをしているのだろうか。9歳以下の子供達の実情を、内閣府が2019年5月21日に発表した、低年齢層のインターネットに関する利用実情を調査した結果報告書から確認していくことにする(【青少年のインターネット利用環境実態調査報告書】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【スマホは3割強、タブレット型端末は1/4超…9歳以下のインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと。

次に示すのは子供が何らの端末でインターネットを利用している保護者において、どのような安全対策をしているかを尋ねた結果。複数回答形式のため、2つ以上を同時に実施している場合もある。今回は主要機種としてスマートフォン、タブレット型端末、携帯ゲーム機に関する実情を確認した(全体値は公開されていない)

↑ 子供が安全に安心してインターネットが利用できるようにどのような取り組みをしているか(子供が9歳以下、複数回答、子供がインターネットを使っている人限定、利用機種別)(2018年)
↑ 子供が安全に安心してインターネットが利用できるようにどのような取り組みをしているか(子供が9歳以下、複数回答、子供がインターネットを使っている人限定、利用機種別)(2018年)

主要機種いずれにおいても、一番多くの人が実施しているのは「大人の目の届く範囲で使わせる」。スマートフォンでは9割を超えている。要は子供一人だけでインターネットを使わせることが無いようにしているというもの。普段から注意をしておき、何かリスクが生じる可能性のある行動をしそうになったら、その時点で教え諭すのだろう。自動車教習における実地試験のようなものと考えればイメージはしやすい。

あるいは保護者が監視していること自身がプレッシャーとなり、問題行動をしづらくなる効果も期待できる。ただし実質的にはずっとべったりくっついているままは難しいので、保護者と同じ部屋で操作させる(いつでもチェックができる状況下におく)などがありがちなパターンだろうか。

次いで多いのは「利用する時間や場所などのルール設定」。取り決めをせずに自由に使わせていると、自制心に欠けている子供は寝食を忘れてインターネットに没頭しかねない。これは大人でもありうる話で、自制心が未熟な子供の場合は危険性も高くなる。ルールを定めるのは、同時にそのルールを破ったら何らかのペナルティが発生するのを意味するので、強い抑止力にもなる。

「普段の会話などの中で子供のネット利用状況を把握する」は3割前後。常日頃から利用中の様子を監視することは難しくとも、何をしたのかを報告させたり、何気なく会話の中から聞き出したりすることで、危ないことをしていないかを確認する次第。子供自身が悪いと自覚した行為をした上で黙っていなければならないと考えていても、ついつい語ってしまうこともあるはずだ。

機種別の動向を見ると、大きな差異は無いように見えるが、スマートフォンとタブレット型端末は類似性が見られるものの、携帯ゲーム機ではいくぶんの違いが見受けられる。携帯ゲーム機では「大人の目の届く範囲で使わせる」が低い値を示しているが、これは子供同士での遊び道具的な使われ方をしている端末の特性によるものだろう。他方、「フィルタリング」などはスマートフォンやタブレット型端末と比べて高めの値を示しており、高リスクなサイトへのアクセスや熱中しやすさへの懸念が強いことが示唆されている。

子供の立場から考えれば、保護者の監視下やさまざまな制限の上での利用は、少なからぬ窮屈さを覚えるかもしれない。その利用の中で、インターネットに関する常識や危険の察知の仕方、回避方法を学んでくれればよいのだが。


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