子供達の平日におけるインターネットの利用時間の実情をグラフ化してみる(最新)
2020/06/18 05:22


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今調査の調査要綱は先行記事【スマホは3割強、タブレット型端末は1/4超…9歳以下のインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと。
次に示すのは多様なインターネットにアクセスできる機器のいずれかでインターネットを利用している人に限定し、それぞれの端末で平日に何分インターネットを使っているかを尋ね、その平均値を算出したもの。使っていない人はゼロ分としている(「インターネットを使っている」のにゼロ分と回答するのは、平日は使わずに休日のみ使っているから)。なお名前の後に「*」がついている端末は、その端末でインターネットを利用している人が50人に満たなかったため、統計的に誤差が生じている可能性があることを意味する。

↑ 平日における該当機器でのインターネットの平均利用時間(9歳以下、何らかの機器でインターネットを利用している人限定、*は参考値、機種別、分)(2019年)
複数の機種でそれぞれインターネットを使っている人もいるため、総計としては約1時間半。単独端末で一番長いのはインターネット接続テレビで58.0分。インターネットの接続に関係無く普段使いでもっともよく使われているテレビにおいて、インターネットを頻繁につなげて利用しているからだろうか。
次いで契約切れスマホが55.4分、携帯ゲーム機が49.7分、タブレット型端末が48.4分、据置型ゲーム機が48.2分。パソコンと比べると随分と長い。
これを対象となる子供の年齢階層別に見たのが次のグラフ。なおゼロ歳と1歳は統計の上でぶれが容易に生じ得る母数しか無いので「*」がついている。

↑ 平日におけるインターネットの該当機器での平均利用時間(9歳以下、何らかの機器でインターネットを利用している人限定、*は参考値、年齢階層別、分)(2019年)
おおよそ年上になるに連れて時間が伸びる傾向を示している。とはいえ、2歳や3歳の時点でインターネットを使っている子供限定だが、すでに平日でも1時間以上は利用しているのが実情ではある。
これらの値はあくまでも平均値であるため、平日は該当機器ではまったく使っていない人もいれば、2時間も3時間も使っている人もいる。そこで回答者の子供のうち、2時間以上と5時間以上の回答率を抽出したのが次のグラフ。あくまでも平日であること、7歳以上は小学校に上がっていることに注意されたい。なお空欄の属性は回答者そのものがいなかったことを意味する。

↑ 平日における該当機器でのインターネットの平均利用時間(9歳以下、何らかの機器でインターネットを利用している人限定、*は参考値、特定時間以上の人の割合、年齢階層別)(2019年)
2時間以上は大体1割台から3割台。3歳でイレギュラーが生じている以外は、年齢が上がるに連れて割合も高くなっていく。一方で5時間以上は2歳以上のいずれの年齢階層も数%の値を示している。今件が保護者の掌握している限りでの値で、実際にはもっと長時間かもしれないことを考えると、色々と考えさせられる結果には違いない。
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