スマートフォン以上の圧倒的動画視聴…9歳以下の子供達のタブレット型端末利用の内情(最新)

2020/06/17 05:17

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2020-0610スマートフォンほど急激ではないものの、タブレット型端末も機動性の高い情報通信端末として確実にその普及率を高めつつある。パソコンとスマートフォンの中間的な立ち位置で、双方の利点を併せ持った特性から、かゆいところに手が届くとの評価を受け、重宝がられているようすもある。そのタブレット型端末に関して、9歳以下の子供達はどのような使い方をしているのか、内閣府が2020年4月20日に発表した、低年齢層のインターネットに関する利用実情を調査した結果報告書から、実態を確認していくことにする(【令和元年度版青少年のインターネット利用環境実態調査】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【スマホは3割強、タブレット型端末は1/4超…9歳以下のインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと。

次に示すのは調査対象母集団のうちタブレット型端末(汎用のもの。学習用タブレットや子供向けタブレットは除く)でインターネットを利用している人における、その利用内容を複数回答で尋ねた結果。動画視聴をしている人がもっとも多く、8割台を示す形となった。なおグラフの横軸の項目部分は報告書の並びに準拠している。

↑ タブレット型端末によるインターネットで何をしているか(9歳以下、タブレット型端末でインターネット利用者限定、複数回答)(2019年)
↑ タブレット型端末によるインターネットで何をしているか(9歳以下、タブレット型端末でインターネット利用者限定、複数回答)(2019年)

一番多い利用内容は動画視聴で86.2%。スマートフォンでは79.7%だったが、タブレット型端末ではそれより6.5%ポイント高い。画面が大きいことやWi-Fiを使っている可能性が高いのが要因だろうが、子供達にとってタブレット型端末がスマートフォン以上に動画視聴端末と化している実態が浮かび上がる。

次いで多いのはゲームで48.4%。さらに勉強・学習が27.2%、音楽視聴が15.1%と続く。スマートフォンと比較して勉強・学習の値がやや高めに出ているのも、タブレット型端末の特性を活かしているともいえる。

ニュースや電子書籍の利用率がほとんどゼロに近いのはスマートフォン同様。

これを回答者(子供)の年齢階層別に区分したのが次のグラフ。ただし回答該当者はゼロ歳では1人、1歳は15人など区分した上では少数で、多分の統計的なぶれが生じているため、傾向的なものを見る程度の精度でしかないのにはご注意されたい。


↑ タブレット型端末によるインターネットで何をしているか(9歳以下、タブレット型端末でインターネット利用者限定、複数回答、年齢階層別)(2019年)
↑ タブレット型端末によるインターネットで何をしているか(9歳以下、タブレット型端末でインターネット利用者限定、複数回答、年齢階層別)(2019年)

動画視聴は8割台から9割台の高い値を維持(ゼロ歳は実質的に1人が観ているまでの話なので精査からは除外)。他方ゲームは年上になるに連れて利用率が上がっていくが、7歳をピークとしてそれ以降はやや値が落ちる。勉強・学習は5歳をピークにそれ以降はおおよそ横ばい。

情報検索はおおよそ小学生に上がってからの利用となる。特に小学3年生の時点ではタブレット型端末を使ってインターネットを操作している人のうち3割近くの人が行っている計算となる。音楽視聴は(ゼロ歳を除けば)1歳で20.0%と高め、それ以降は値が落ちて5歳で9.6%にまで減るが、それ以降は再び増え、9歳では26.4%との高い値を示す。

スマートフォンとは多少の違いがあるが、大体利用目的は動画視聴とゲーム、そして勉強・学習、音楽視聴に集約されている。あるいは提供している保護者としても、これらの用途で使えればそれでよいと考えているのかもしれない。あるいは元々、その利用に限定して使わせているケースもあるだろう。


■関連記事:
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