圧倒的動画視聴…9歳以下の子供達のスマートフォン利用の内情(最新)

2019/06/16 05:23

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2019-0610好奇心旺盛な子供達にとって、スマートフォンが魔法のアイテム的存在であることは言うまでもない。その子供達はスマートフォンでどのようなサービスを利用しているのだろうか。内閣府が2019年5月21日に発表した、低年齢層のインターネットに関する利用実情を調査した結果報告書から、その中身を確認していくことにする(【青少年のインターネット利用環境実態調査報告書】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【スマホは3割強、タブレット型端末は1/4超…9歳以下のインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと。

次に示すのは調査対象母集団のうちスマートフォン(汎用のもの。契約切れやいわゆる格安スマホは除く)でインターネットを利用している人における、その利用内容を複数回答で尋ねた結果。動画視聴をしている人がもっとも多く、約8割を示す形となった。なおグラフの横軸の具体的項目名は報告書の並びに準じている。

↑ スマートフォンによるインターネットで何をしているか(9歳以下、スマートフォンでインターネット利用者限定、複数回答)(2018年)
↑ スマートフォンによるインターネットで何をしているか(9歳以下、スマートフォンでインターネット利用者限定、複数回答)(2018年)

次いで多いのはゲームの53.5%。スマートフォン本体に初めからインストールされているものか、アプリゲーム、ウェブゲームのような種類の詳細までは問われていないので判断はできないが、スマートフォンでインターネットにアクセスしている子供の半数以上はゲームをしていることになる。

勉強・学習は2割強。元々スマートフォンを学習目的で子供に使わせているケースもあることを考えると、この値は相応のものだろう。他方、電子書籍は1.3%。今調査の限りではスマートフォンで電子書籍を読んでいると認識している子供はほとんどいないことになる。

コミュニケーション(メールやメッセンジャー、ソーシャルメディアの利用)は5.5%、情報検索は8.2%と、いずれも1割足らず。子供達のスマートフォンによるインターネットライフは、ほとんどが動画とゲーム、そしてせいぜい勉強や音楽目的といった表現が妥当だろうか。

これを年齢階層別に区分したのが次のグラフ。年齢階層の多くの回答者数が2ケタのため(ゼロ歳は1ケタ)、統計的なぶれが生じている部分もある。


↑ スマートフォンによるインターネットで何をしているか(9歳以下、スマートフォンでインターネット利用者限定、複数回答、年齢階層別)(2018年)
↑ スマートフォンによるインターネットで何をしているか(9歳以下、スマートフォンでインターネット利用者限定、複数回答、年齢階層別)(2018年)

スマートフォンでの動画視聴はゼロ歳から行われている。年齢とともに利用率は下がる傾向はあるが、同じタイミングでゲームの利用率が上がっているので、興味が動画からゲームに移るのかもしれない。もっともいずれの年齢でも動画を観る人が6割を切ることはない。

勉強・学習はややばらつきがあるが、4-5歳をピークとして、それ以降は利用率が下がる。他方、コミュニケーションや情報検索などは年齢とともに値を増やしていることから、学習的な使い方も少しずつ複雑化していくものと考えられる。

ぶれも合わせ多少の差異はあるが、年齢を問わず、動画視聴とゲームがスマートフォンでインターネットを使う低年齢層の主な使い道であることに変わりは無い。子供達にとってスマートフォンは動画を楽しみ、ゲームで遊ぶ、エンターテインメントマシンのような存在なのかもしれない。


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