子供のネット操作、子供だけで操作することはあるか(2017年)(最新)

2017/06/03 05:17

インターネットは非常に便宜性の高いツールに違いはないが、同時にそれは非常に危うい存在でもある。ルールや倫理観、常識などを知らずに操作すると、さまざまな罠にかかったり、誘惑に惑わされてしまう。インターネットを操作する子供達は、果たして保護者の監視の下で行っているのだろうか。その実情を内閣府が2017年5月19日に発表した【低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査】の結果から確認していく。

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今調査の調査要綱は先行記事【10歳未満のデジタル端末利用実情】を参照のこと。

先行記事にある通り調査対象母集団が該当機種においてインターネットを利用している率は次の通り。

↑ 該当機種でインターネットを利用しているか(2017年1月、0-9歳、全体比)(再録)
↑ 該当機種でインターネットを利用しているか(2017年1月、0-9歳、全体比)(再録)

それではそれらの機種でインターネットを利用する際に、子供だけで利用するケースはあるのだろうか。冒頭で言及の通り、倫理観やネット上のリスクを十分に把握していない、教え聞かされていても目の前の誘惑に負けてしまう可能性が多分にある子供が、保護者の監視下にない状態でインターネットを利用するのは、危険な状態との判断もできるのだが。

↑ 該当機種のインターネット操作を子供一人ですることがあるか(2017年1月、0-9歳、該当機種でインターネット利用者限定)
↑ 該当機種のインターネット操作を子供一人ですることがあるか(2017年1月、0-9歳、該当機種でインターネット利用者限定)

契約切れのスマートフォンやゲーム機、タブレット型端末のようなハード的にリスクが低め、あるいはフィルタリングが容易にできる端末では7割から8割が「子供一人でインターネットの操作をすることがある」と回答している。「インターネットを使う時はいつでも」ではなく「一人で操作することもある」なので、その頻度までは把握できないものの、リスクが高い状況には違いない。もっとも利用する子供自身にとっては、保護者の監視下での操作は色々と気遣いをしなければならないし、プライバシーの観点で避けたいとの気持ちを持つのも理解はできるのだが。

インターネット接続型テレビやパソコン各種では5割前後とやや低め。しかし見方を変えれば二人に一人程度は「子供だけでネット操作をすることがある」と回答していることになる。

これを子供の年齢階層別に細分化した上でグラフ化したのが次の図……なのだが、各端末の回答対象者(インターネット利用者)そのものが少ないため、そこからさらに年齢で仕切り分けしたことから、多分にぶれが発生してしまい、規則性の類が見いだせない結果となってしまった。

↑ 該当機種のインターネット操作を子供一人ですることがあるか(2017年1月、0-9歳、該当機種でインターネット利用者限定)(年齢階層別)
↑ 該当機種のインターネット操作を子供一人ですることがあるか(2017年1月、0-9歳、該当機種でインターネット利用者限定)(年齢階層別)

かろうじて回答数が多いスマートフォンにおいて、低年齢では低い=一人操作の割合が小さい、年上になると高い=一人操作の割合が大きい結果が見いだせる程度。タブレット型端末もほぼそれに近い傾向が見受けられる。

ごく幼い子供は興味関心のあるものを片っ端から口にしたり、何かを差し込もうとする。誤飲やコンセントでのトラブルはよく聞く話ではある。それと同じような危険性がインターネットの利用にあると考えれば、決まりごとや危険性を把握しきれていない、危険行為の実情を理解していない時点では、子供一人で操作をさせるのは考えものではあるのだが。


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